2007年04月09日
『早すぎでないかい?』
すくい縫いも済み、シャンクを入れて、コルクを詰めて
本底も接着したので次はダシ縫いなわけですが、
そのダシ縫いのための縫い穴を開けながら
『今回は何本ダシ針折るんだろうか?』なんて不安に苛まれていたのです。
で、ダシ針を刺しててキュッキュッ音がするので気付きました。
コレが刺さりにくい原因は革が硬いためだけじゃなく
ダシ針の滑りが悪いせいもありそうだと・・・
んで、思い付きで手近にあったアイン蝋をダシ針の先に擦り付けてみたら
これがなんと、効果絶大!
3分の2位の力で刺す事が出来るようになりました。
それでも手が痛かったりするので、名古屋のハンズで買った
テヌイノトモも使ってみたりして・・・
ところで、だんだら模様のデザート・ブーツですが、
気付いたらもうこんなに底が減っていました。
今までにもクレープ・ソールの靴は何足か履いてた事があるので、
減りが早いのは覚悟してたのですが、こんなに早いか?
やっぱ踵はもう一枚重ねた方がいいかな?・・・
- by だい
- at 01:53
comments
テヌイノトモってプチオフのときに買ったやつですよね?
懐かしい~(笑)
手元にあるダシ針を見てみたんですが
たしかにこれは抵抗がありそうですね
消耗品でなければピカピカに研磨したいところですが
頻繁に交換することを考えると
蝋を擦り付けるってのは手っ取り早くてイイかも~
昨日本屋さんで、LASTという本(雑誌)を立ち読みしました
靴の工房(欧米か?)と工程の写真もあって、だいさんの記事と重なり、興味深く見てきました
ペースを打って靴底にスカル(どくろマーク)を出している、なんてのもありました
ネンジさん>
懐かしいでしょテヌイノトモ(笑)
手縫いには全く使い物になりませんが、手押しにはけっこう役に立ってます。
この前ダシ針をさんざん折りまくって【消耗品】ってイメージが根付いてしまったので、
あんまり丹精込めて研ぐって気にもなれないですからね~
でも、1、2回刺したら効果が無くなるのでこまめに擦り付けないといけないのが・・・
たつやさん>
おっ、その本気になる・・・探してみようかな・・・
そのスカルはペース(木製)じゃなくて釘(金属製)じゃありませんか?
踵の最後に打つ釘は化粧釘なんて呼ばれてて、
釘としての意味はあまり無いらしく、装飾的な意味合いが強いようなので
自由度がかなりあって遊べるようです。
革砥使えないですかね?
武助屋さん>
革砥は使ってますが、気休め程度の効果しかありませんでした。
まぁ、刃先が鈍った時にはある程度効果がありますが、
油が付いてるクセに潤滑の効果はほとんどナシ。