2007年07月07日
『ひび割れ』
柿渋を塗ったタンローを揉みました。
写真では分かりづらいですが、揉んだ方(写真 右)は
ツヤが無くなっています。
前回よりちょっと濃い目で厚めに柿渋を塗ったせいか、
細か~いひび割れにようなものが出来たのではないかと・・・
んで、ちょっと気になっていたのですが、
試作の柿渋靴に水を垂らしたらいとも簡単に染み込んでくれちゃったのは、
やっぱり揉んだ時に出来た細かいひび割れのせいなんじゃないか・・・
というわけで、ハギレでちょっと実験
柿渋を塗った革に水を一滴垂らして約5分放置。
左は柿渋を塗っただけ、右は同じ革をちょっとだけ揉んだ物。
左が全く染み込んでいないわけではありませんが、
明らかに染み込み方に差が出ました。
仮に革を揉まずに作ったとしても履いてたらどうせシワが出来るし、
防水目的で靴に柿渋ってのはあまり効果を望めないという事のようです。
まぁ、防水効果以外にも抗菌、殺菌効果とかもあるようだし、
何より根気の無い私でもお手軽に革に色、模様付けが出来るというだけでも
柿渋を使う意味はあるかなぁ~なんて・・・
- by だい
- at 02:08
comments
塗り重ねてカチカチにしてこそ、の撥水効果かもしれませんね。
よくわかってませんが、足蒸れ軽減のために通気性も必要なのでは?
そういえば、革のメンテナンス用オイルと、靴クリーム・靴墨の違いもわかってないです
たつやさん>
カチカチまでにはしなくてもかなり水は染み込みにくくなっているので、
バッグとかなら良いと思うのですが・・・
蒸れは気にすると作れなくなりそうなので考えない事にしています。
だってそれ言ったらエナメルの靴ってありえないでしょ?(笑)
後染めしか…。
クロさん>
後染めするくらいなら染めない方がいいかな?
どうせ靴をシワが出来ないように履くって不可能だし・・・
一度、漬け込んでから刷毛目を・・
革が硬くなっちゃいますかねぇ?
ネンジさん>
漬けちゃったら硬化剤並みか、もしかしたらそれ以上に硬くなってしまうので
ダメなんじゃないかなぁ・・・
揉むと滲みこみますね。
撥水効果はオイル類に期待するしかないのでしょうかね~
完全防水の革靴って履いた記憶が無いので仕方ないのかも。
それより、揉んで無い方の撥水は凄いですね。
5分経ってもまだ水滴が残ってるとは…
これなら小物やバッグには十分ですね。
INUさん>
まあ靴の場合は作り方とか使われ方の問題でどうにもならない部分がありますが、
バッグなんかじゃかなり効果を期待できそうな気がします。
手間もそんなにかからないし♪