2007年07月17日

『あらら~』


台風の通り過ぎた今日、
出勤しようとミニベロ君をチャリチャリこいでたら、
こんな雲が目に入ってきました~
一個くらい筋斗雲が混ざってないなかなぁ~なんて思ったりして・・・(笑)

そういえば、うちの奥さんは職場に新しいバイト君、バイトちゃんが入ってくるたび
唐突に『あのさぁ、カメハメ波出る?』と話しかけて呆気にとられるのを
密かな楽しみにしているそうな・・・(笑)

そして靴作りの方ですが、



今日はすくい縫いです。
リブの断面からこんな風にすくい針を刺しながら
中底、アッパー、ウエルトを縫って行きます。
不慣れなせいもあるでしょうが、片方2時間位かかってしまうので、
2日に分けて片方ずつやりましたとさ。


縫い上がってみたらあらら~な出来になってしまいましたが、
履いちゃえば誰も気付かないだろうというアマ~イ考えの下に
このまま続行決定!
やっぱ、1.5mmのタンローはハードルが高かったみたい(汗)



ところで、すくい縫いの時、
私は糸を手に巻きつけてギュウギュウ引いていたのですが、
テキストを読み返したら、「すくい針の柄等に巻きつけて強く引く」
なんて書いてあるじゃないの・・・
手に巻きつける程度じゃダメみたい。
かといってすくい針を使うと誤って手首の血管切っちゃいそうなので、
こくり棒を使う事に。
「靴作ってたらためらい傷できちゃった~」ってシャレにならないもんね~(笑)



で、すくい縫いが済んだらウエルトの内側の余分な革を切り取って、
リブを起す時に切り取った革を元に戻して穴埋めというウソのような工程。


あとはシャンクを入れて、コルクを詰めて、だし縫いして、
底を付けたら出来上がり。
もうちょいだ~



ただ、今回はこのソールを付けようと思っているのだけれど
コレが上手く切り回せるかもネックだな・・・


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comments

なるほど~ こう進んでいくのですね。
確かにこれは縫う時間掛かりそうです。

靴職人さんの作業風景写真で、
わっかにした革を手に通してました。
掌が隠れるぐらいの幅の革です。
掌が上に向くような感じで、
小指側の掌の角に糸を掛けて引いてました。
(説明が下手ですね…汗)
とは言っても、これでも痛そうですよね。

こくり棒ってものがあるんですね。
私は糸が通り辛いときはドライバーの柄を使ってます。

  • INU
  • 2007年07月17日 03:27

お!いい!ラグソール(っていうのかな?)!
あのアッパーなら
きっとこのソールはバッチリ似合いますよね~
クレープと比べたら、切るのは大変そうだけど
削って整えるのは楽そうじゃないです?

まずはステッチダウンをと思ってるのですが
だいさんの工程を見てると
いきなりハンドソーンに挑戦してみたくなるから
怖いっす(笑)

  • ネンジ
  • 2007年07月17日 10:45

すくい針の柄に糸を巻いて縫うのは危ないです。
以前、糸が切れてかなり痛い目にあいました(>_ かっこ良い靴ができそうですね!!

  • REN
  • 2007年07月17日 12:01

INUさん>
なんとなく雰囲気はわかります(笑)
たぶんそんなのでもいいでしょうけどね、
むしろ作業効率はその方が良さそう・・・

こくり棒は本来違う用途なのですが、近くにあったので使っただけでして・・・

ネンジさん>
やっぱこれにはラグソールかなと思って・・・
でもコレって高いのね(汗)
べつにいきなりハンドソーン・ウエルトやってもいいと思うのですが、
たぶん、作ってから木型の不備が発覚した時に、ウエルトだと手間がかかるので
ショックが大きいと思いますよ~(笑)

RENさん>
糸が切れるってのは想定してませんでしたが、
やっぱすくい針の柄はヤバイですよね。
んで、またやっちゃいました。
すくい縫いが今まで以上に見切れそうです(汗)
ウエルトも部分的にちょっと波打ってるし・・・
今日家に帰ったら水でちょっと濡らして念仏唱えながら
ハンマーで叩いてみるつもりです(笑)
多少マシになればいいんですけど・・・

  • だい
  • 2007年07月17日 16:41

モノのイメージが無いんで、カタカナ用語が辛いです。
レザークラフトをはじめたばかりのときの、トコとかコバって言葉もまだ知らなかった時代を思い出しました(笑)

革底の靴で磨り減ってしまったのとかって、もしかして直せるんですか?
BASSのローファーなんですが。
かなりうらやましい特技かも・・・

  • とおる
  • 2007年07月17日 18:25

不思議な雲...
台風一過ゆえに見れたのでしょうね。
奥様は天然ですか? ~(^◇^)/

ちなみに、
靴のソールって。
それ単体で売ってるものなんですか?

  • Belief 岩井
  • 2007年07月17日 22:10

何度見てもリブのところが大変そうで、イメトレしてるんですがうなされます。
でも元の革で蓋しとかないと底の張替えのとき大変見たいですね。
前回のラッパーさんの件ですが、ティンバーランドのを履いてますよ。ベージュのラグソールです。
ビブラム売ってるとこは見つけたんですが中底
のウレタンが見つからないです。

  • 武助屋
  • 2007年07月18日 02:02

とおるさん>
用語の解説まではしないので、自力で調べてくださいね~(笑)
ググれたぶん見つかるし、ココのサイト内検索でも引っ掛かってくると思うので・・・

革底の修理は製法による気がします。
グッドイヤー・ウエルトの靴なら修理出来るかもって気になれますが、
マッケイだったら私はお手上げです。
もしかして、そのローファーって内側にステッチがありませんか?(=マッケイ)

物って作るより修理する方が難しいような・・・

Belief 岩井さん>
不思議な雲でしょ?
台風が中途半端な通過の仕方をしたせいでしょうね~

このソールは単体で売ってますよ。
通販でもあるし、ハンズにも普通に置いてあります。

武助屋さん>
百聞は一見にしかず・・・なんて言いますが、
100回考えるより一度手を動かしてみればすぐ分かりますよ~
そして失敗して学ぶのです(笑)

中底=インソール(百靴辞典より)らしいのでミッドソールですよね?
たぶん浅草の副材料屋さんに行けばあるんじゃないかと・・・

  • だい
  • 2007年07月18日 03:13
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