2007年09月16日
『職人の道具』
うちはケーブルTV(Jcom)に加入しています。
料金は大家さん持ちで・・・(笑)
なので、CS放送が見られたりするのですが、
その中のヒストリー・チャンネルというところで、
『職人の道具』というなんともそそられるタイトルの番組が流れています。
5分位の帯番組で微妙な時間帯なので
気にはなってるものの見てなかったりしたのですが、
そこで『靴をつくる』というシリーズがありました。
実はそれも見そびれてしまい、「しまった」と思っていたのですが、
今月はJcomのオンデマンド(しかも無料)で全5話を続けて見ることが出来ました。
で、写真はその『靴をつくる』でピックアップされた道具
やすり、革包丁、ワニ、針、鏝です。
出演している職人さんは「手縫い靴のすべて」という本の中で
実演している職人さんでした。
普通靴の業界では製甲と底付けは分業されているらしいのですが、
その職人さんは製甲から底付けまで全て一人でやっているとか・・・
そして、番組を見た感想ですがとにかく早い!
職人の中でも特別作業が早い人で一日で一足作ってしまうと言うことでしたが
信じられないスピードで、しかも正確にガシガシこなして行ってしまいます。
やすりでケバケバになったコバをまるで板チョコを折るかのように
パキパキっと割ったガラス片でシャコーシャコーとやると
ズコーっとケバが取れて行ってしまったり・・・
すくい縫いなんかも信じられないスピードで縫い進めてしまいます。
あんまり早くて参考にならない・・・(汗)
でも、インターネットカルチャースクールもそうですが、
実際に工具を使っているところを見られるというのは独学の人間には
とても有難い事です。
ガラス片を意外と立てて使うんだなぁ~とか
包丁の研ぎ方にもちょっとヒントをもらいました。
そうそう、その職人さん、
一日の作業は包丁研ぎから始めるらしいのですが、
そんなベテランの職人さんでも思ったように研げない日があるそうな・・・
私なんかが上手く研げなくても気にしなくていいね。
ちなみに、上手く研げなかった日は包丁を使う作業はしないそうです。
- by だい
- at 02:36
comments
僕が上手く研いだ包丁よりも、氏が上手く研げなかった包丁の方が、よく切れそうな気がするのは何故だろう、、、(^^ゞ
RENさん>
私も同じ事考えてました。
いったいどんな切れ味してるんでしょうねぇ~
ちなみにヤスリは作り手次第、包丁は使い手(仕立て)次第と言ってました。
なので「奴の包丁は切れる」=「仕事が出来る」と・・・
それでも積み上げのヒールはかなりの力技で切ってましたが・・・
金物屋さん曰く...
革包丁作ってる職人さんでさえ、
日によっては出来が良い物と悪い物があるそうな。
まぁ、
私のような素人にはその違いは解らないでしょうけれどね ヽ( ´ー`)ノフッ
切れなくなったから砥ぐ、ってのではなくて、
>一日の作業は包丁研ぎから始める
これが肝心なのかもしれませんね
Belief 岩井さん>
手作りのもの全てに言えることですね。
ちなみにその職人さんが使っているヤスリは特注品で
手で目を起こしているから高さにバラつきがあって、
それが引っかかりを良くしていると言っていました。
ハンドメイドのおろし金みたいなものですね(笑)
たつやさん>
私の場合は作業終了後に研ぐ事が多いですが、
この職人さんの場合は包丁研ぎが体調のバロメーターになっているそうです。
某サイトから飛んできました。
確かに独学での靴作りは難しいですよね。
私は、先週までラスティングペンチの出っ張りで釘を打つものと思い込んでいました。
Gatchさん>
いらっしゃ~い!
私は逆に、ハンマーに『底付け用』というのがあるからハンマーで釘を打つものだと思ってたら、
この「職人の道具」に出演していた職人さんはワニの足で釘を打ってたので驚きました。
マネしてみたら全然ダメ・・・(笑)
大き目のワニならいくらかやりやすいのかも知れませんけど・・・
先日NHKのプロフェッショナルって番組でも靴職人さんを扱ってました。
アナウンサーがワニの出っ張りについて質問してましたが、その職人さん曰く
「釣り込みで革を引っ張るときの支点です」
釘を打つときはクルッとひっくり返して平らなほうで打ってました。
その人は英国で修行してきたそうです。
国によっても違うかもしれませんね。
どの分野の職人さんも、もの凄いスピードでこなして行きますよね。
しかも動きに無駄が無く、一瞬の判断力というか瞬発力というか…ほんと驚かされます。
プロフェッショナルの靴職人さんの回 終わってたんですか… 残念見逃しました。
武助屋さん>
プロフェッショナル、私は見られなかったのですが、
ワニをひっくり返して打っていましたか・・・
足は基本的には釣り込みの時の支点だと思うのですが、
大きい物や幅の若干広い物もあるので形状にもよるのかも知れませんね。
足が太い物もあるけど、もしかしたら釘を打つためか?
INUさん>
けっこういろいろな分野に当てはまると思うのですが、
プロとアマの一番の違いはスピードだったりしますよね。
道具選びの基準にも『作業を早く出来る』というのが含まれているようで、
すくい縫いに細い布団針を使うのも(私はポキポキ折れて使えなかった)
早く縫えるからだと言ってました。
プロフェッショナルはギルドオブクラフツの山口千尋さん特集でした。
私、DVDに録画してありますがダビングしましょうか?
Gatchさん>
いやいや、お気にせずに・・・
もしかしたらYouTubeあたりで見れちゃったりして・・・?