2008年02月05日

『もくさくさんてつえき』


また柿渋塗ってます。
今度は履き口のウレタンを包む部分に使う
0.7mmに漉いた革。


そして、取り出したりますは・・・


ジャジャ~ン!もくさくさんてつえき~


これで鉄媒染をかけます。
媒染について詳しく知りたい人は、
自力で草木染のサイトを検索してみてください。
ってか、早い話が私には説明不能(汗)


鉄媒染に使う媒染剤は木酢酸鉄液の他にも
硫酸第一鉄とかいろいろあるようですし、
錆びた釘(と酢だったかな?)を使って素人でも自作することが可能なようです。


で、こいつを柿渋を塗った革に塗ると・・・



こんな感じの色に変化します。



ちなみに、何にも塗ってないタンローに鉄媒染をかけると
グレーの革が出来上がります。
東京レザーフェアにも鉄媒染の革が展示されてましたが、
恐らくほとんどやってる事は同じだと思います。


染料と違って化学反応で色が付くので、
丹念に刷り込んだりせず、かなりいい加減に塗っただけでも
ムラになってる様子は無いので、
革をグレーに染めたい時には有効な手段かと・・・


ただし、ヌメ革限定だよ~

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comments

お~、大人の科学!
鉄媒染すると刷毛目がいよいよ木目っぽくなりますね。

ホント、
渋柿染めって、木材みたいですねぇ。
魅力のある染め上がりなんだけど、
どう考えても私作風に合いそうにないのが残念 (ー。ー)フゥー

自動車の木目調の内装も、
この渋柿染めなのでしょうか?

takasakiさん>
大人の科学ね~、確かに理科の実験っぽい・・・(笑)

Belief 岩井さん>
車の内装は印刷じゃないですかねぇ・・・

  • だい
  • 2008年02月06日 00:20

グレーのタンローはどんな色に経年変化するんでしょうね。

化け学ちゃんと教えてくれる学校に行っておけばよかった。

自動車のウッドパネルは本物の木目とプリントがありますが、リペアのテクニックに木目描きってのがあるらしいです。

  • 武助屋
  • 2008年02月06日 01:28

柿渋は木材で、タンロー鉄媒染は
コンクリートぽいですね(笑)

武助屋さんと同じく、
グレーの革がどんな経年変化するのか興味津々です、
試しに日焼けさせてみて欲しいっす~

  • ネンジ
  • 2008年02月06日 07:22

武助屋さん>
おお~木目描きですか・・・
以前床のフローリングを修復する時
マジックで木目を描いたのを思い出しました。

ネンジさん>
確かにコンクリートっぽい感じもしますね。
でも落ち着いて来ると焦げ茶っぽい感じになってきます。

グレーの変色、私も気になってます。
天気の良い休みの日にでも日光浴させてみますね~

  • だい
  • 2008年02月06日 11:44

出遅れ・・・
別の染料で鉄媒染(酢酸鉄)をするときは
染料→鉄媒染→(すすぎ)→染料→すすぎ
って言う工程なのですが、柿渋はすすぎませんよね
酸の成分が残ってしまいそうですが
あまり濃くなければ心配要らないのかなぁ

  • たつや
  • 2008年02月08日 00:11

たつやさん>
どうなんでしょうね?
アルミ媒染でもそうですが、私は全く気にしてませんが・・・
でもクロム媒染で重クロム酸カリとか使ってたら、ちょっと心配ですね。
劇物で、かなりの有害物質のようですから・・・

  • だい
  • 2008年02月08日 01:57
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