2009年06月24日
『解体 ③』
ゴルフシューズ解体の続き
この靴、特に羽根の合わせ目辺りなんかは
構造的にヘリ返し出来ないはずなのに
なんでコバが見えないんだろう?と思ってたのですが、
バラしてみたら、ビニールのような物を一度内縫いしてから
それを折り返すような形でフチドリングしてありました。
こんな技法があったとは・・・
んで、目的は不明ですが、
羽根の内側には綿布(のようなもの)、他のパーツには
不織布(スライサーみたいな物)で裏打ちししてありました。
メダリオンの内側も気になる所。
以前RENさんに会った時に『メダリオンの下は?』と
訊いた時には『極薄い革を貼る、かな?』と言っていたのですが、
この靴では穴の下は裏打ちの不織布だけでなぁ~んにもありませんでした。
それでもパッと見には分らないもんだなぁ・・・
レザークラフトでもそうですが、使う革の厚さってのも気になりますよね~
まぁ釣り込めるのならどんな厚さでも良いって事なのかも知れませんが
テキストにも『この位の厚みの革を使いましょう!』みたいな事は
全く書かれていなかったので一応計測。
約1.8mm、意外と厚いな・・・
カーフとかだとあまり厚い革は無いだろうし、
或る程度幅はあるんでしょうが、±0.5mmってとこだろうか?
- by だい
- at 01:53
comments
一枚目の画像は、表を合わせて縫い
クルッと返えしてコバを包むので縫い目が隠される。
でおっけ~??
メダリオン下は私も疑問に思ってました。
不織布だけだと靴墨入れたときに気になりそうですね。
INUさん>
そんな感じです。
パーツの境目の親子穴は貼り込みしてるので下に革があるのですが、
不織布だけってのはちょっと気持ち悪いですよね?(笑)
黒い靴の時はどうしてるんだろう?