Tote Bag No.5 
【Mother's Bag】
                         (#0165)


2004/07/29



母親の友達からの依頼品で、
真ん中にファースナーの仕切りが付いたバッグとのことでした。
『なるほど、街でよく見かけるやつだな』と思ったのですが、
なにしろレザークラフトを始めて半年の人間には
あまりにも難易度が高い、というか、どう作ればいいのか
サッパリ分かりませんでした。

「急がないから」と言われたのをいい事に、それから約1年
電車に乗り合わせた隣のお姉ちゃんのバッグをジロジロ
同じようなバッグを持ってる知り合いに会うと
「ちっとバッグ見せて、あっ、手突っ込んでもいい?」
・・・といった具合に観察を続け
出来るという確信は無いもののとりあえず
『試作になってもいいや』ってな気分で取り掛かりました。

『どう考えてもヘリは折り返さないといけないな』と思い、
斜め漉きをしてから折り返したものを縫い合わせました。
漉き自体も慣れていないので大変でしたが、
何よりも【真っ直ぐ折る】のがこんなに難しいとは思いませんでした。
そんな訳で、よく見るとヘリは波打ってます(汗)

既製品にも多く使われている上部コーナーパのーツは、
最初『こんなのいらないのでは?』と思っていましたが、
作り始めて分かりました。
私には絶対無くてはならないパーツです。
漉きの精度が悪いので、これがないと見られたものではないし、
強度もメチャメチャ弱いです。

この手の内張りも初めてでした。
布は扱い慣れていないので、プリントの鹿革を使いました。
作ってるうちに『この和柄はマッチするんだろうか?』
と不安になったりもしましたが、結果的には良かったと思っています。

クォリティは低いながら,自分としては良くがんばりました、
といった気分です。

でも本当にこんな作り方で良いのか確信はありません。
ちゃんとしたノウハウを持った詳しい方が
もしこれをご覧になっていましたら是非アドバイスをください!





外装            ベビーカーフ   1.0〜1.1mm
パイピング、持ち手他  茶のステア    1.3mm
内装            プリント鹿革

Size  W30×H22×D18(cm)