2007年11月19日
『ぬるゴテ』
本を頼りに靴を作っていると、
説明されきってない事柄がいくつか出てきます。
その一つがコバの仕上げに使うコテの温度。
本に書かれていたのは
『ローインキを塗った後ぬるゴテで・・・』
ぬるゴテってどんな温度だ?
まぁ、アイロンみたいに温度設定のダイヤルがあるわけじゃなし、
電気コンロで熱してるだけなので、
『コテは○○℃で』って書かれても困っちゃうんだけど・・・(笑)
TVで見た職人さんは蝋を使わずにコテだけでツヤを出すと言いながら
けっこう高い温度でコテをかけてるように見えたので、
本番の前にちょっと実験をしておくことに・・・
キヤスリとサンドペーパーをかけた後、ふのりを使わずいきなり
ローインキを塗って高温(と思われる)コテを当てた状態。
なんだか表面がザラザラした感じで、黒くて分からないけど
もしかしたら革が焦げて炭化しかかってるのかも・・・
今度はコテを水に漬けてジュゥ~っという音がしなくなる位まで
温度を下げてから使ってみた状態。
コレならアリかもね~
というわけで、いざ本チャンに挑んだのですが、
そこそこな感じであんまり良くない・・・(汗)
やっぱコバワックスとかコバインキ使った方がいいかな?・・・
- by だい
- at 02:02
comments
十分な仕上がりのように見えますが、
本体の色に比べて薄め、ということなのでしょうか
コテを使った後、磨いたりせずにこんな感じになるのですか?
たつやさん>
踵の辺りのツヤがなんかムラっぽくなっちゃってるんですよ。
ちなみに今のところコテをかけただけの状態です。
温度の調節って使う革や状況でも変わるでしょうし
なかなか難しそう・・
靴用の電気鏝って無いんでしたっけ?
写真を観た感じでは良さげにみえましたが・・
なるほど、ムラですか
カジュアルな靴ならそのままでもOKな気がしますが
この手の靴だと
コバワックス&コバインキも使ったほうが
いいかもしれませんね
ネンジさん>
電気ゴテってのもありますが、ただでさえ割高感のあるコテですが、
さらにその倍ぐらいの値段するんでね~
ケツからコードがビロビロ出てるのも使いづらそうだし・・・
コバはまだ擦ってみてないのですが、コバインキを使うのが無難な気がしています。