2008年07月16日
『あるんだねぇ~』
で、靴を作る時のすくい縫いや出し縫いには
チャンと呼ばれる松脂に油を加えた物を使ったりします。
糸の補強と緩み防止のためなんじゃないかと思われますが、
そのチャン。
とっても微妙で油が多すぎるとネチャネチャになってしまうし、
逆に少ないと糸に引く時にボロボロと崩れてきてしまいます。
おまけに温度によっても硬さが変わってしまうので、
季節によっても比率を変えなくてはならないし、
『丁度良い感じかな?』と思っても糸に引いてるうちに
摩擦熱と体温で温まってベタベタになってきてしまったりで、
私には作るのがひじょーに難しい・・・
ってことで、
試しに、手縫い用の蜜蝋にほぼ同量の松脂を混ぜてみました。
感触はかなりベタベタする蜜蝋って感じ・・・
まぁ、もしかすると蜜蝋でもいいのかも知れませんが、
今回このベタベタ蜜蝋ですくい縫いをしてみることに・・・
これを糸に引いただけだと文字通りベタベタして縫いにくいので
チャンを使う時と同様にコバワックスを引いてから
いざすくい縫い・・・・
で、なぁ~んか忘れてるような気がしていたのですが、
ココまで縫って気付いてしまいました。
先芯入れ忘れてる~っ!!(汗)
ここで気付いて良かったと言うか・・・
でもショックが大きかったので今日はここで修了(笑)
そういえば以前どこかのBLOGで
『カウンター入れ忘れた!』ってのを見て『そんな事あるかいっ!?』
って思ったけど、あるんだねぇ~
- by だい
- at 02:29
comments
靴を縫う時のワックスってのは、
市販されてないんですか?
ワックスを自分で作る...
あまりにも面倒臭すぎて、
私ならその時点で辞めてしまいますよ (。・O・。)ウホッ!
ほんとスゴイものができてますね♪
自分でつくった靴ってやっぱり最高でしょうね。
とくに赤茶に白のステッチが映えてかっこいい
ですよ。
靴づくりは全くわかりませんが、ここまできたら
もうレザークラフトを越えてますね。
ネンジさんの靴もですが、だいさんの靴の完成
が非常に楽しみです。がんばってくださいね^^
(´-ω-`)ウーン
本業でないのが不思議なくらいですね。
趣味だからハマルのかなぁ?
(A;´・ω・)フキフキ
Belief 岩井さん>
靴材料屋さんに行くといわゆる松脂の状態ではうっていますが、
すぐ使えるようにはなっていません。
本文にも書いたとおり、季節によって変わってしまうし、
油が酸化してしまうからなんじゃないかと思っていますが、
めんどくさくてもチャンをつかうにはそれなりの理由があるんじゃないかと・・・
でもミシン縫いの靴に松脂引きの糸を使ってるとは思えないので、
ゼッタイなくちゃいけないって物でもないかもですね~
味平01さん>
木型が自分の足に合ってしまえば、気に入った革で作れるし
自作靴は良いですよ~
まぁ、私の場合は凝ったデザインのものは好きじゃないってのも幸いしていますが・・・
革で作ってる以上、コレはレザークラフトだ!
・・・と私は思っています
きまぐれさん>
趣味だから良いんです!
『一番好きな事は仕事にしない方が良い』
って思うんですよね~
チャンをつかう理由・・
テキストなんかを観ると、やり方は書いてあっても
何故、それをするのかってことが書いてないことが
多々ありますよね~
そういうことも細かく説明されてる本があるといいなぁ・・
まぁ、そこらを知りたければ、習ったほうが早いんでしょうけど(笑)
先芯、気づいてよかったですね(笑)
入ってるのと入っていないのとでは
全然、形が違っちゃいますもんね~
ネンジさん>
チャンを使う理由はやっぱ糸の補強と緩み防止だとは思うのですが、
他にそれ以上の代用品が無いって事でしょうね。
確かに、本は細かい部分がスコっと省かれちゃってますよね~
チャンの塗り方もいろいろお作法があるってことをRENさんに教わりました。
先芯、ココで気付いてよかったです。
10目ほど解いて昨日なんとかすくい縫いが終わりました。