2006年02月12日

『ストライプな革』

このところ更新が滞りがちですが、地道に染めの実験をしています。
なにしろ時間がかかる上に地味に失敗を繰り返しているのでネタにしづらい・・・
まぁ、染色ネタは食いつきも悪いからいいやね~(笑)

で、単色で染めるのは何とかなりそうな雰囲気になってきたので、
蝋を置いてみようと思ったのですが、そのやり方を全く知りません。

『手縫いの真髄』の巻頭の作品の写真と、
巻末の解説を見比べながら『いったいどうやってるんだろう?』
と想像しながら自分なりにちょっと試してみる事にしました。


まだ乾いていませんがとりあえずこんな感じ。
ここまで何度も失敗してちょっと気力が萎えてしまい、
実験用と割り切っていい加減に染めてるので
特に端っこはちゃんと色が入って無かったりしますが、悪しからず・・・(汗)

一度すおうという染料で全体を染めてアルミ媒染した後
蝋をストライプ状に引いて、鉄の媒染液を塗ってみました。
アルミ媒染した上から鉄媒染していいものかどうか分かりませんが、
一応の効果は出るようです。

ちょっと気になるのが境目がちょっと滲んでしまっている事です。
『手縫いの真髄』に載っている【ろうけつの線引き】と解説されている作品の
境目はビシッとしてるように見えるんだけどなぁ~

きっと何かが間違ってるんでしょう・・・全部だったりして・・・(汗)

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comments

いい感じじゃないですか!赤と黒のストライプ。
線の滲みはむしろロウケツの特徴が出ていると思います。
手縫いの真髄の中の作品は、地染めも蝋を置いてからの染めが深いので、
黒色が濃くなり際立って見えているのだと思います。
矢沢先生の掲載の作品の縞は、殆ど定規と筆により慎重に細く蝋を置いていく手法で、根気と時間の要る作業と思います。
私は、ズルをして安易な方法でゴムの防染剤などを使うので
深みのないストライプになってしまいます。
細かい作品の場合は良いですが、少し大きく染める場合は
ロウケツとは比べられない味わいのない染めになってしまいます。(反省)

  • ピオ
  • 2006年02月12日 13:39

ピオさん>
答え合わせに伺う前に自力で出来そうな所まで試しておこうと思ったのですが、
方法的にはそんなに外れてはいないと思って良いでしょうか?
滲みはろうけつ染めの特徴とのことですが、ちょっと滲みすぎに思えるのですが、
とりあえず自分としては上出来な感じがしているので、
気を取り直してもっとちゃんと染めたもので同じ事をやってみようと思います。

  • だい
  • 2006年02月12日 23:29

今レスを打っていたのですが、空中戦で撃墜されたみたいです(笑)
お会いしたときにお話を聞かせてください。

黒がもう少し濃く締まれば滲みが目立たなくなると思います。
アセン+ヘマチン+鉄媒染などの方法もありますので。。。

  • ピオ
  • 2006年02月13日 00:09

また面白いことやってますね~
トラ柄とかヒョウ柄みたいなのもできそうですね(笑)

  • ネンジ
  • 2006年02月13日 18:35

ピオさん>
撃墜された部分はお会いした時に・・・(笑)
染まり具合でも滲み加減が変わりますか・・・
ヘチマンという染料はなんだか得体の知れない変化をしそうなので気になっています。
もう何種類か染料のレパートリーを増やしておいた方が良さそうですね・・・

ネンジさん>
カービングみたいに吟面に私の嫌いな凹凸は出来ないし面白いですよ~(笑)
ただ、草木染め染料だと化学染料みたいに【~色】って売っていないので、
欲しい色を出せるようになるにはそうとう勉強しないといけなそうだし、
出せない色ってのもありそうな気が・・・

  • だい
  • 2006年02月14日 04:01
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