2006年02月14日

『ストライプな革 2』


前回UPした革と同時進行で3色ストライプも試していました。
重クロム酸カリなんていう劇物を使えば
もしかしたら媒染剤だけで3段階の色を作れるのかも知れませんが、
とりあえず上から違う染料を塗ってみるという方法をとってみました。
全体をキハダで染めてアルミ媒染をかけて(黄色い部分)から
蝋を塗って鉄媒染(緑の部分)、
更に蝋を塗ってからアセンを塗りつけてみました。

これも気力が萎えてる時にやってたので染めの甘さは置いといて、
なんだかネクタイの柄みたいですが、雰囲気は出てる気がします(笑)


ここまでやって気付いたのですが、
媒染剤の境目(黄色と緑の境目)は前回と同様に滲んでいるのですが、
染料の境目(茶色の部分)は滲まないもんなんですねぇ・・・
蝋にヒビが入らないように気を付けてたつもりでしたが入っちゃいましたねぇ~
こんな中途半端に入っちゃうんならわざとヒビ入れておけば良かったかなぁ・・・

で、これで何か作ってみようかなってことで、
まず、革の柔軟さを取り戻すためにミンクオイルを塗りました。

染めが甘いにも関わらず、色がハッキリしてきました。
でも、この革の大きさはせいぜい2デシ
これで作れるものと言ったら・・・



やっぱこんなもんですか・・・
おまけに久しぶりに作ったら勘がメチャクチャ鈍ってる・・・(汗)

今、気を取り直して染め直ししてるので、
その革でZippoケースもリベンジしよ~っと

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comments

正解が出ましたね。媒染液だと滲み、染料はそのまま滲まないという事ですよね。と、いう事は多分染料の微粒子の方が革の繊維に引っかかってそれ以上移動しにくくて其処に留まり、媒染液の方が浸透しやすいという事なんでしょう。
染料が革の表面だけを染めて床まで染められないのと関係ありだと思います。いつか此処で拝見した芯通しの事ですが、床が染まっているのは、化学薬品で染めているからだと思いますが違いますかね。
但し、草木染などの場合は良く見ると吟面からごく僅かですが色が染み込んでいるのが分かります。それに比べて塩基性の化学染料(ローパスバチックなど)の場合は表面に色が貼り付いているだけで、まったく浸透していませんでした。

  • ピオ
  • 2006年02月14日 11:27

ピオさん>
やっぱり染料の色の粒子が媒染剤より粗いんですね。
断面を見ると鉄媒染をかけた部分は床まで変色しています。

このところ染めをやってきて『吟面をフィルターにして染料を濾してる感じだなぁ』と思っていたのですが、
もしかしたら床から染料を入れたら中まで染まるって事はないですかねぇ?・・・

明日よろしくお願いします。

  • だい
  • 2006年02月14日 18:52

床から染料を入れるのはいいけれど、吟面まで染まるかな?
吟の表から染めて中まで入らないのだから???
面積が少なければいいけれど、ある程度大きくなってくると
かなりの染料が必要だと思いますよね。
ワットルを裏の床面から入れることもありますが、吟面全部に均等に染み出すまでは、かなりの量が必要でした。

お話しするのが楽しみです。

  • ピオ
  • 2006年02月14日 22:34

折りしも話題は染め・・・
今日こそ私もお2人のお話に参加させていただこうと思ったのに
諸般の事情で伺えません・・・・・残念!

どんなお話をしたのか
詳しく教えてくださいね^^

  • Nori
  • 2006年02月15日 07:39

せっかくですからネクタイを作ってみてください(笑)

Zippoケース、なかなかイイですね~
カモフラ柄なんてのも面白そう!

  • ネンジ
  • 2006年02月15日 11:08

ピオさん>
今日はありがとうございました。
今まで五里霧中って感じでしたが、おかげさまでだいぶ霧が晴れてきました。
次は何かころがしてみます。

Noriさん>
今回も残念でしたが、話した内容は恐らく普段先生に何気な~く教わってるような事柄だと思いますよ。
何せ染色の知識を全く持ち合わせていなかったもので・・・

ネンジさん>
ネクタイかぁ~
雨とか汗で濡れて乾いてきたら首が絞まっちゃうようなやつ?(笑)

Zippoケースは想像以上にイイ感じです。
作りも雑なので、今染め直ししてる革で作り直そうと思っています。
今までやってきた感じだと迷彩柄は工夫次第で出来そうな気がするなぁ~

  • だい
  • 2006年02月15日 21:12
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