2006年02月16日

『なんでもあり?』


今日は染めについての話を聞かせてもらうために、
我が心の師、ピオじいさんの工房にお邪魔してきました。

レザークラフト教室ではたぶんほぼもれなく教えていると思われる
染めに関する本がなぜか全く見当たらなく、文字通りの暗中模索状態だったので
今まで迷走していた事がどこまで正解か確かめたかったのです。

で、結論はと言うと・・・

どうやら【正解は無い】という事のようです。
本当に人によってやり方がまちまちで、経験と勘に頼る部分が多いようです。
なるほど、そりゃ本にしにくいわなぁ~
『手染めの真髄』が無いわけだ・・・(笑)

でも考え方によっては正解が無いということは間違いも無いってことで、
なんだか凄く気が楽になりました。
ピオさんありがとうございました。

で、画像はストライプな革の再挑戦です。
今回は赤い部分を狭くしてみたのですが、前回の方が雰囲気が良かったような・・・(汗)
でも、滲み方はだいぶ少なくなっています。
革の水分を減らしてから媒染をかけたのが功を奏したのか、
はたまた、今回はがんばって辛抱強く染料を入れたのが良かったのか・・・

そして、ピオさんの話で、塩基系染料は表面しか色が付かないけど、
草木染は中まで色が入るとの事だったのですが、
辛抱強く染料を入れた甲斐あって

けっこう中まで色が入っているようです。
別に中まで色を付けるのが目的じゃないですけど・・・(笑)

あと、もう一つのパターンの再挑戦も同時進行中。

今回も蝋にヒビが入ってしまったので『いっそもっと入れちゃえ~』ってことで
調子に乗ってたらやりすぎたような・・・(汗)

そこで私は悟りました
『間違いは無いかも知れないけど、失敗はある』ってこと・・・(笑)

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comments

へ~草木染ってこんなに浸透するもんなんですねぇ
ステグルで溝を彫ったときでも元の色が出なくて良さそう~

染めについての知識が全くないので
すんごい初歩的なことを聞いてるのかもしれませんが・・
染め終わったとき蝋はどうやって除去するんですか?

  • ネンジ
  • 2006年02月16日 09:32

ネンジさん>
溝を掘ったらどうなんだろう?
今日帰ったら試してみます。

染めに関しては、あまりにも情報が無いので私もその部分が気になっていたので、
去年ピオさんの工房に行った時に蝋の配合と剥がし方だけ訊いてあったんですが、
水にドボッと入れるとパリパリっと剥がれてくれます。
これがまた気持ちいいんだ~♪(笑)
ただ、昨日聞いた話だと、夏場は水温が高いので剥がれにくいことがあるらしいので、
そんな時は氷水を使うとの事でした。

  • だい
  • 2006年02月16日 11:55

水で落とした蝋は流し用の細かいフィルターなどで取って置き、よく乾燥させて再度使用できます。染料が混じって色がつきますが再利用の際に革に色がつくことは殆どないので安心して使えます。濡れてままの蝋は撥ねてしまうので危険です。

  • ピオ
  • 2006年02月17日 18:08

ピオさん>
蝋はリサイクルが効きますか・・・
たまたま三角コーナー用の不織布で濾し取ってあるので、
乾かして再利用することにします。
蝋って案外高いですからね・・・

  • だい
  • 2006年02月17日 22:29
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