2006年08月05日
『箱』
私は最初に『手縫いとかがり』という本を見ながらレザークラフトを始めたのですが、
そこで革で箱が作れるという事を知ってとても驚いたし、嬉しくもありました。
まぁ、いい加減な箱は今までにも作ったことがあったのですが、
もうちょっとちゃんとした箱を作ってみたいということで、
サッシから雨どいを経てこんな箱になりましたとさ。
手縫いの真髄には駒合わせ縫いや拝み合わせ縫いのやり方は載っていますが、
箱の作り方は載っていなかったので、茶筒の作り方と、作品の写真を見ながら
『こんな感じかなぁ』で作ってみたのですが、作ってみるといろいろ分って来るもんです。
たとえば、革で箱を作るのに一辺20cm以上は大きすぎるという事とか・・・(笑)
比較的コシのある革だから大丈夫じゃないかと思い、オイル・レザーを使ったのですが、
微妙にたわんでしまい、カチッっとはなってくれませんでした。
矢澤先生の作品に多角形が多いのは、
(恐らく幾何学的な物が好きな人なんだろうと想像はしているのですが)
もしかすると一辺の長さを短くするための手段だったんじゃないか
という気がしてきました。
あと、前々から
『どうして縫い目が微妙に内側に入った所から始まってるんだろう?』
とずーっと疑問だったのですが、作ってみてやっと気付きました。
あそこからじゃないと縫い始められないんですね・・・(汗)
ということで、今回の箱はハッキリ言って失敗です
リベンジしなければ・・・
ところで、私は矢澤先生やピオさんのような美術品を作っているわけではないので、
何かを作るには必ず用途があります。
増殖した革包丁を入れておく箱が欲しかったのです。
これでいつのまにか14本になってた革包丁もスッキリ収納♪
もうそうそう増えることは無いと思い箱を作った訳ですが、
この大きさだとまだ4~5本は楽に入るなぁ・・・(笑)
- by だい
- at 11:40
comments
木の素材でも柔らかい感じの箱がありますけど、革でできた箱は実際にしっとりとした柔らかさがあって、いいものですね
次回は透かし彫りとかやってみてください
6月21日に10本だったので、およそ2週間で1本増えてます
10月には箱一杯になっちゃいますね
雨どいが箱になったのですか?
いいですね。
自分も包丁が増えたので道具箱を変えようかと検討中です。
もうこんなに買うことはないとおもいます。
箱いいですね。作品にアップしてください。
たつやさん>
やっぱ革の質感は堪らなく良いですよ~
ちなみに凸凹系は私の範疇ではないのでやりません、悪しからず。
あの集合写真は全員参加じゃないので、あれから増えたのは2本だけですよ~
tomotomotomo0920さん>
箱、いいでしょ?
いつか箱はUPしたいと思っていますが、
これはクオリティが低すぎるのでボツです。
やっぱり私が箱ものに手を出すのはまだ早いようです。
もう少し腕を磨いてからチャレンジします。
ところで製本用の革包丁ご存知ですか?
私はもともと箱物は好きじゃなかったのですが、
駒合わせ縫いをやってみて
箱物を作ってみたい衝動に駆られています。
緩やかに曲げられたり型を付けたり、
カチッとした箱までできたりと
革ってホント不思議な素材ですよね。
武助屋さん>
箱にはまだ手を出しませんか?
腕を磨いてからって言うより、腕を磨くのに丁度良い題材だと思ってるんですが・・・
INUさん>
作ってみて気付いたのですが、箱って馬蹄形小銭入れ以上にシビアな気がします。
形が単純だからかな?
「箱モノには興味が無い」って人、けっこう多そうな気がしますが、
せっかくいろんな物が作れる素材なんだから
いろんな物を作ってみた方が楽しいと思うんですよねぇ~