2006年01月17日

『まずいコーヒー』


このところ仕事が立て込んで浅草に行く時間が取れないので、
なんとかやりくってクロムの媒染剤を買いに落合の誠和に行って来ました。
買ってきたのがこれ、酢酸クロムというものです。


これもまた毒々しい感じですね~(笑)

考えてみたら、おいしいコーヒーを淹れるコツは
出来る限りタンニンを出さないようにする事なわけですが、
今回は出来る限り恐ろしく濃くてまずいコーヒーを作ってみました。
まずいコーヒーを淹れるための努力をしたのは生まれて初めてです(笑)


で、まだ乾ききっていないので時間がたって落ち着くと
印象が変わってくると思いますが、前回とほとんど変わりが無いみたいです。
ちなみに下に敷いてあるのが元のタンローで、あと左から、コーヒーのみ、
生明礬、焼明礬、酢酸クロム、硫酸第一鉄でそれぞれ媒染したものです。
コーヒーは革の染色には向かない気がしてきました。

で、媒染剤を買いに行った時、キハダという草木染め染料が気になったので
ついでに買って来て試してみました。

媒染は↑と同じです。
個人的に黄色はあまり好きじゃない色ですが、この黄色は落ち着いてて好きです。
鉄媒染で出来た緑もいい感じ・・・

さて、コーヒーがダメだったから、次は紅茶かな・・・(笑)

trackbacks

trackbackURL:

comments

怪しげな事ばかりレスしますが(恥・・・
草木染を始め革を染める場合にも裏側の床面から充分に水を刷いて、表面の吟面に滲ませてから刷り込むようにすれば、染めムラが無くなりますよね。
媒染剤の酢酸クロムですが公害の点から勧められておりますが、現実には重クロム酸加里の方が何倍も効果があります。但し劇薬でもありますので、取り扱いに注意をする必要があります。水に溶かすときれいなオレンジ色になり美味しそうなので呑まない事です(笑)。染めに使ったときの残りは新聞紙などで拭き取り可燃ごみとして捨てて、下水に流さなければ大丈夫だと思います。
専門の知識のある方にご意見を伺って、この方法でよいのか知りたいのですが…因みに重クロム酸加里を購入する際は印鑑が必要になります。

  • ピオ
  • 2006年01月17日 07:56

染料や顔料以外のもので革に色を付けるのって
難しそうですねぇ・・・
でも紅茶も興味あるんで是非やってみてください
んで、その次はアルコールをとばしたワインとかどうです?(笑)

  • ネンジ
  • 2006年01月17日 08:12

なんかよくわかんないんですけど面白いですね♪(笑
染めは結構興味があるんですけど思ったような色を出すのが難しくてなかなか手が出ない一つです。

以前だいさんに会う時に購入したイルガランという染料まだ試していないんですが・・・(引越しの際アルコールがたくさんは危なくって・・)
あれも是非試したい一つです♪♪

  • れいぎらん
  • 2006年01月17日 08:35

ピオさん>
劇物系はちょっと気が進まないので、銅媒染、錫媒染はやらない事にしようかと思っていたのですが、
何倍も効果があると聞いてしまうと試してみたくなりますね・・・(汗)
ちなみにその重クロム酸カリというのは藍熊さんあたりで入手できる物ですか?

ネンジさん>
『ネンジさんのコバ磨き剤でそめてみよう!』企画ではないので、
ワインは・・・(笑)
でも昨日、ハーブティー(ローズヒップだったかな?)の出がらしティーバッグがあったので、
タンローのハギレの上に置いてみたら綺麗な色が出ていました。

れいぎらんさん>
ホント、なんかよくわかんないです(笑)
煮出したりするので手間はかかりますが、市販の水性染料や、アルコール染料では出ない雰囲気が出せそうです。
春用サイフは草木染めで作るかな・・・出来上がったら秋になってたりして・・・(笑)

  • だい
  • 2006年01月17日 11:22

pioさんのコメント見て思ったんですが、
クロム革ってそういう色んなもの(有害な物も)使ってあのキレイな発色が出ているんでしょうかね??
タンニンなめしの革でもいい色を出そうとするとこういう面白物質は避けて通れない?のでしょうかね?

わかんなくなってきた(笑)♪

そうそうハイビスカスの紅茶なんかはキレイな赤紫なんかが出ます。
お茶に入れたまま忘れるとどえらく濃い毒々しい紅茶が出ていたりします。

  • れいぎらん
  • 2006年01月17日 18:21

だいさん>重クロム酸加里は藍熊さんでも購入できます。取り扱いさえ慎重にすれば大丈夫だと思いますし、量的な点からしても日常的に使用するわけでもないので問題ないと思っています。但し素手で直接扱わないようにしてください。

れいぎらんさん>クロム革については東京都でも公的な機関があり、メーカーなどで商品を製造する場合は、使用する皮革について成分検査を受けて、試験分析の結果認証されてから製造に廻しているようです。またクロム革の鮮明な色合いは、主に染料と言うより顔料に近い物が塗装されている場合が多いのではないでしょうか?その方が染料よりも退色性少ないからだと思いますが。
床面の組織が破壊されるのもクロムナメシだからでしょう。

  • ピオ
  • 2006年01月17日 19:35

すっごく突っ込んだ方向に行ってますね~・・・・
リアルクロコさんに行ったあとに、誠和を見つけて寄ってみたんですけど、染め材料の豊富さに驚きました。
草木染めとはなんぞや?から調べないと参加できそうにないです(笑)

  • とおる
  • 2006年01月18日 01:15

れいぎらんさん>
草木染って言うとなんだか安全そうで地球に優しそうな響きがありますが、
けっこうえげつない物を使う事が分かってなんだか訳が分からなくなってきました(汗)
『地球と自分に優しい』がモットーの私にはピッタリの手法だと思ったんですけどねぇ~(笑)
でも、あの発色の感じは捨て難いのでもうちょっとやってみます。

ピオさん>
今ちょっと重クロム酸カリの廃棄の仕方を検索してみたのですが、
6価クロムを3価クロムに還元してからアルカリを加えて沈殿させて云々・・・
化学に弱い私には使う資格が無さそうな気がしてきました・・・(汗)

とおるさん>
こんなはずじゃなかったんですけど、
気がついたらかなりの深みにはまってしまってたような・・・(汗)

難しい事を考えちゃったら身動きが取れなくなってしまうので、
何も分からないまま走り出してしまった大バカ者です(笑)
まぁ、そこらのあばちゃんがハンカチ染めてる訳ですから、何とかなるんじゃないかなぁ~(笑)
とりあえず、自分の身に危険が及ばず、他人に迷惑がかからない範囲でやれる所までやってみます。

  • だい
  • 2006年01月18日 02:07
comment form