2006年01月29日

『あん?』

ピオ式で染めた赤革を一度乾燥させてからもう一度水を入れて
重ね塗りしてみました。
辻永さんの解説では
『革のダメージを考えると乾き切らないうちに重ね塗りした方が良さそう』
というような事が書かれていましたが、
経験不足のせいかも知れませんが、革が濡れていると
色の入り具合が分からないので、乾かしてしまうのもアリな気がします。

で、染め上がりですが、

なんだか重ね塗りをする前より色が薄くなってしまったような・・・(汗)
全体に白っちゃけた感じで、端の辺りは特に色が薄いです。
レザークラフトではよくあることですが、
教わったとおりにやったつもりでも結果が同じにならない事柄の一つだったのか?・・・
まぁ、そんな時は何かが違ってるんでしょうけどねぇ~
もしかしたら染料を薄めない方が良かったのかも・・・

それから、岩井式で染めた方の革の吟面にオイルを塗ってみました。

線を引いた辺りからニートフットオイルとミンクオイルで塗り分けてみました。
ニートフットオイルには革をしなやかにさせる効果はほとんど無い感じで、
表面もカサカサの状態、
一方、ミンクオイルは表面はしっとりするし、しなやかな感じにはなるけど、
ちょっと効果がありすぎる気がします。
革がけっこう硬くなってるので最初はミンクオイルを使うのが良さそうですが、
使い続けるのにはちょっと不安なものを感じてしまいました。

中間の性質のオイルが欲しい気がする・・・

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comments

画像を見る限りではムラなく、
綺麗に染め上がっているように見えますよ、
私の染色は微妙にトラ目のようなムラが入ります (^。^;;

確かに染め上がった時点よりも乾燥してしまうと白っちゃけて色は薄くなりますよね。
しかしそれはニートフットオイルを擦り込む事で色に深みを与える事ができますし、だいさんのおっしゃるとおり革をしなやかにさせる効果はありません。
でも使っているうちに次第に柔らかく、しなやかになってゆき、
カサカサ感も薄れてナメナメしたなめらかな質感に変わって行きます。
表面の質感もオイル擦り込んだ直後よりも艶が出てきます。
この変化はあくまでも私の経験上だけでの事ですが、
ただ単にニートフットオイルを擦り込んで置いておくだけではなく、
使ってゆかないとこの変化は現れないようです、一度お試しあれ。

染料を薄めるって事ですが、
私は色を調合した染料を水で約二倍に薄めて染色をしております。
ですから染料を薄めるって事に対しては間違ってはいないと思いますよ、多分... (^。^;;

ちなみに使っているのはクラフト社で購入している<WA染料>
黄色3に対して赤を1~1.5程を調合して使っております。

  • Belief 岩井
  • 2006年01月29日 18:44

僕が以前試しに作ったパスポートケース。
あれも最初塗りこんだ時は重ねても重ねても色が濃くならなくて。
最終的にオイル類を塗りこみました。
それで全体のムラも落ち着き深いモスグリーンに染まった様なきがしました。

アルコール染料は染色と同時に油分が吹っ飛んでいくので(硬くなりました・・)、加脂は必須であってそれによって初めてきちんとした色が出る?のかなぁ??と思ったものなんですが・・。

このだいさんがやっている染色はそれと同じことを一からやっている?の?か?わからないという部分で僕の頭の中の理解は止まっています(笑)

でも色が変わるのは面白いですねぇ♪


あのイルガランという染料はいつ僕は使えるのか。
まだまだ先のことになりそうです。

  • れいぎら幌
  • 2006年01月29日 22:39

Belief 岩井さん>
写真だと色って伝わり難いので難しいですが、
染め上がりの色は岩井式の方が確実に濃く染まっています。
オイルを入れたらほとんど同じ位の色合いになりましたが(真ん中辺は)・・・

昔、カサカサ状態の革製品を使い続けてひび割れたり、裂けてしまったりしたことが何度かあるので、
最初にある程度しっとりしておいて欲しいんですよね~
それを嫌って脂過多でグニャグニャにしちゃった事もあるし・・・

れいぎら幌>
ん? もう北海道に帰った?
そういえばパイソンをアルコール染料で染めた時にそれこそパリパリになったのを思い出しました。
オイルを入れると色が落ち着くのは確かなようですね。
アルコール染料も同じ感じかぁ・・・

  • だい
  • 2006年01月29日 23:12
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