2006年04月06日
『下手になった？』
ご存知の方も多いかと思いますが、私はトラ好きです。
もちろん阪神タイガースの事ではなく、革に入ってるシマ模様の事です。
人によっては嫌う人もいるようですが、私が革を買いに行く時は、
トラや焼印が入っている物をわざわざ選んで来ます。
写真じゃ分かりづらいかも知れませんが、
この革にもいい感じにトラが入っているのですが、
どういうわけだか出来上がってしまうと全然分からなくなっちゃうんですよね～
これもそうなってしまうんだろうか？・・・
話は変わって
このところ、染色にハマっていたせいもあって、
包丁を使う機会が少なくなっていたのですが、
久しぶりにちょっと気合を入れて研ぎました。
でもなんだか切れ味がイマイチな状態にしかならない・・・
てっきり研ぎが下手になったのかと思い青くなりかけたのですが、
砥石の面直しをしばらくやっていない事を思い出しました。
んな訳で、面直し砥石と耐水ペーパーで面直しをしてから研ぎ直して
めでたく切れ味復活！
皆さん、砥石の面直しを忘れずに！
んで、裁断
物事はやってるうちに慣れるもんですねぇ～
ピオさんに教わり、職人岩田さんも実践していた裏包丁直線切り
最初全くコントロールが利かなかったのですが、
最近はほとんど抵抗なく出来るようになって来ました。
表包丁の時、柄を垂直にすると裁断面が斜めになってしまうのに、
裏包丁だとどうして裁断面が垂直になるのか、
メカニズムは全く理解していませんが、慣れちゃったらもう止められません。
でも気を抜くとヤバイ事になります。
というのは、（私だけかも知れませんが）表包丁でケガキの線から外れる時は
ほとんど外側に外れて行くのに、
裏包丁だと、どうも内側に入って来やすい気がするんですよねぇ～
だから岩田さんも修行時代親方に『危ないからやめろ！』
と言われたのかも知れません。
もしもお試しの際は気をつけて！
- by だい
- at 03:14
comments
刃にかかる力って左右均等じゃないんでしょうね、きっと。
カッターみたいな両研ぎの刃なら一緒だろうと思うんですが
片刃だと垂直に切り立った刃裏より
斜めになった刃表の方が革に接している面積が厳密には大きいはず
＝抵抗が大きいはずなので外に…？？？？？？
あ、一緒一緒～
昨日、包丁を研いだんですけど
なんかイマイチだなぁと思ったら
研石の面が出てなかった（笑）
裏包丁直線切り・・以前、聞いたときに
試してみるつもりでしたがスッカリ忘れてました
後でやってみよ～っと
うーん 裏刃だと内側に曲がりやすいのですか…
外側に外れるのは、
てっきり革が引っ張られて伸びるからだと思ってました。
クロさん＞
ん～～～～～～わからんです・・・
ネンジさん＞
おお、ネンジさんも・・・
最初本当に下手になったのかなぁと思ったのですが、
研いだ３本が同じような感じに切れないので気付きました（笑）
けっこう凹んでました（汗）
裏包丁はくれぐれも気を付けてください、モチ自己責任で（笑）
INUさん＞
場合によっては引っ張られてとか、大抵場合切り落とされる側の方が小さいので
そっちに行きやすいってのはあると思うのですが、
裏包丁はヤバイです、あれれれれれ～っと言ってる間に内側に・・・（汗）
包丁が片刃の為、Ｖ字の２分の１の角度に進もうとする力が働くために、どうしても内側に曲がりやすくなるのだと思います。切り落とす方の革が多いときは表刃に加から圧力で余計にそうなるので、包丁の角度を垂直よりややうちに傾けてみたらいいと思います。内側に進むのを防ぐには、まず包丁の刃の前方はケガキの線の上にあるのですから外れる事は無いので、後は、手前の少し持ち上げている刃元が線の上から外れないように集中してケガキ線をなぞる様に引かば良いと思います。その際に出来るだけ包丁の先端とケガキ線の延長上に身体や顔を持ってくる事も大切だと思います。
訂正＝表刃にかかる圧力
訂正＝なぞるように引けば良い
ピオさん＞
おかげさまでだいぶ慣れてきました。
最近は２ｍｍ以上の革の直線切りはほとんどこの方法を使っています。
線上に身体と顔ですか、考えもしませんでした、試してみます。
気をつけてくださいね～。
裏刀で親指を切ったことがあります。
表なら、刀に触るだけのところが、
裏はすっぱり切れます。
久しぶりに血を見た私は、クラクラしました（＠＠；）
SATOSHIさん＞
うっ、やっちゃった事がありましたか・・・（汗）
SATOSHIさんの場合はヘリ返ししちゃう事が多いからあまり重要では無いかも知れませんが、
私のようなヌメ革をメインに使ってる人間にはおいしい手段なので、
なんとかモノにしたいと思っています。
試しに今日、アドバイス通りにやってみたらもの凄くやりやすかったです（驚）