2006年04月29日

『春だやねぇ~』


今日の東京地方はメチャクチャ天気が良く、ポカポカ陽気
こんな日はサイクリングに限ります♪
ってなことで、『秋葉原にPCケース買いに行ってくるね~』と言って
会社を抜け出し、一駅乗り越して浅草橋で電車を降り、
レンタサイクルを借りて浅草へ行って来ました。
今日借りた自転車は今までで最高の乗り心地、
車体は軽いわ天気はいいわで気分爽快!!

まぁ、大した物は買って来てないのですが、それは後日のネタに取って置くとして、
今日のおかずは約束どおりコバ漉きの時の私なりのちょっとしたコツについてです。

まず、私はコバ漉きの時、
TV台の扉だった50cm×25cm(厚さ5mm)位のガラス板を下に置いています。
これには砥石の面直しの時に耐水ペーパーを置いて使ったりもしているのですが、
『割れたら大きいだけに重さもあるし、ちょっと怖いな』と思っていました。
で、折角コバ漉きネタを書くことになって良い機会なので、
前々から気になっていた物も仕入れて来ました。


それがコレ、御影石です。
ホームセンターで組み立て式の棚の天板として売られていた物です。
以前からはーとさんに会うたびに『大理石を下に置いて目打ちとかすると静かだよ』
とは言われていたのですが、私はカービングをするわけでもないので、
そのためだけに大理石を買う気にななれなかったのですが、
これならツルっと研磨されているので、
漉きの時や砥石の面直しにも使えそうだし、何より¥2000しないのが嬉しい。
これならそうそう割れる事も無いでしょ・・・

で、早速コレを使って本題に
庖丁は研いで良く切れるようにしておきますが、
更に革砥を使ってメチャクチャ切れる状態にしておきます。
少しでも『切れ味が落ちてきたな』と思ったらこまめに革砥で研ぐ。
どうってことの無い事ですがこれが一つ目のコツ。
あんまり我慢して使っていると革砥を使った直後に
あまりにも切れ味が違いすぎてザクッっとやっちゃったりするので(経験済み)


で、吟まで逝ってしまわないようにするコツですが、
これも考えてみればどうって事の無いものですが、
革がゼッタイに浮かないようにしながら(浮いたらヤバイよ)
→の所に常に刃先が見えているようにするという事です。
コバを厚めに残したい時は刃先がたくさん見えているし、
薄めにしたい時は少ししか見えない状態でそのまま庖丁を滑らせて行きます。
ちなみに刃先は接地していた方が角度が安定するような気がします。


で、するする~っとこんな感じ。
この程度(約80cm)なら3分もかかりません。
とは言ってても、たまに革が浮いて失敗したりもするんですけどね(笑)

果たしてこのやり方が正しいのかどうかは分かりませんが、
斜め漉きならそんなに難しくないと思うし、
せっかく世界でも有数の器用な民族に生まれたんだから、
『漉きは難しそう』と尻込みしないでやってみて欲しいなぁ~
失敗したって命まで取られる訳じゃなし・・・

ところで、この御影石イイ!!

あっ、そうそう、ちゃんと秋葉原でPCケースも買って来ましたよ~(笑)

trackbacks

trackbackURL:

comments

だいさんのリュック、絵になりますね~。

革漉き、簡単そうに説明してくれてますけど、
実際自分でやると、うまい具合にいかなかったりするんですよ…。

包丁の切れ味が絶対ですよね。
最初の頃は、切れ味がなっていなかったのを思い出します。

いまは、切れ味はマシになったけど、腕が足りてない…(笑)

早速取り上げていただきありがとうございます~

漉きって意外と本見ても載ってないんで勉強になります。
ってゆーかたいていPedi使ってますよね。

僕のPediはついに力尽きて(柄が折れて)昇天されました。

まずは包丁の切れ味のために(砥石1000番しかないんで)オイルストーン買おうかな。
本とかでは8000番とありますが1000番の後青棒バフ+刃先は革砥でも結構切れるしいいかなと思ってたんですが。(高いし)
やっぱりこれでは革包丁の真の力ではないのでしょうか?

ちなみに僕はいつもペラペラにしすぎたり切れちゃったりしてますが尻込みはしてません(笑)

  • マツ
  • 2006年04月29日 04:10

リュックの写真 綺麗ですね~

私は、blogにも書きましたが漉きの台はガラスのテーブル天板を使ってます。
60×40で大きさは申し分ないのですが、やはり割れるのが怖いです。
なので、大理石を探していたのですがちょっと柔らかそうな気がして…
御影石 調子良いですか。私もこっちにしようかなぁ~

  • INU
  • 2006年04月29日 11:39

SATOSHIさん>
何がいちばん難しいかって、包丁を切れる状態にするってのがいちばん難しいんでしょうね・・・
SATOSHIさんの場合ほとんどクロムの革でしょうからちょっと事情が違うかも知れませんね・・

マツさん>
私もPediは最初の1年で3本くらい折りました(汗)
そんなのもあって、あまり使わなくなってしまいました。

砥石って高いので気持ちが分からなくも無いし、職人さんで『砥石は使わない』って人もいたので、
普段の研ぎは青棒でもいいのかも知れませんが、
確かキングのS-2とかS-3(#4000位)ってのはそんなに高く無かった気がするので
一つ持っていた方がいいと思いますよ。

包丁の真の力は【裏押し】してから発揮されるので、是非挑戦してみてください。
裏押しすると別物くらいに切れ味が変わりますよ~
ダイヤモンド砥石はもっと高いので、金が無いというのであれば、
金板と金剛砂を使えば時間はかかりますが安く済むので・・・

INUさん>
自然光で初めて写真撮りましたが、綺麗に撮れるもんですねぇ~
クセになりそう・・・(笑)

御影石、けっこういいみたいな気がします。
石英の部分は問題ないだろうとは思ったのですが、
雲母のところで引っかかったりしないかちょっと心配でしたが、
今のところは快適です、もうちょっと使ってみないと分からないかも知れませんが・・・

  • だい
  • 2006年04月29日 15:28

連続で書き込み失礼します。
革漉き 方法としては私と同じなんですが、
今まで躊躇して、最初は弱めに漉いていたとつくづく思いました。

そこで、私も試しに漉いてみました。
で、私と決定的に違う点が…
革の左辺を手前から奥に漉くのは同じなんですが、(右利きです)
刃の向きが逆なんです。
刻印の無い方(傾斜のある方)が上で、
試しに反対(だいさんと同じ)にすると、一向に革に刃が入っていかないのです。
漉いていて、問題があるとは思いませんが、
これって私の革包丁の研ぎが甘いせいでしょうかねぇ?

  • INU
  • 2006年04月30日 01:22

裏押しですか。

考えてもいなかった…。
挑戦してみますね~

砥石もお店で見てみます。

実は僕もINUさん同様刃裏を上にして試してみたんですが結構傾けないと刃が入っていかなかったんですよね。

研ぎの角度、精度の問題なのでしょうか?

  • マツ
  • 2006年04月30日 01:39

INUさん>
刃表を上に向けて使っているんですね?
手法としてはその方法もあるようなのですが、
私がやると革にザクザク包丁がもぐりこんで行ってしまいます。

今日は更新休もうかと思っていたのですが、
折角なので漉きネタをこれから用意しますね~
しばしお待ちを!

マツさん>
裏押しは是非やってみてください。
私もまだちゃんと出来ているのか分かりませんが、
それでも見違えるほど切れ味が良くなりましたから。
辻永さんのサイト( http://www.tuzie.jp/index.htm )の『工具の仕立て』というところがとても参考になると思います。
あとは【裏押し】で検索すると木工のサイトが沢山引っ掛かって来ます。
基本的にはカンナなんかと刃の形状が同じなので参考になると思います。

もし金剛砂を使うのでしたらカンナなんかに使う荒い物よりも、
もっと細かい物の方が使いやすいと思います。
ちなみに私は通常は#1000の物を、気合を入れて裏押しする時は#400(笑)

  • だい
  • 2006年04月30日 02:04
comment form