2006年05月14日

『強敵』


五城目の包丁を研いでいて、思い出してしまいました、ハイス鋼の包丁。
36mmの方はそこそこ切れるようになっていたのですが、
Makeyさんに譲ってもらった24mmの方がまだ仕立てられていなかったのです。


裏を見てみると顕著に私の研ぎ癖が出てしまっていますねぇ~(汗)
まだ四十肩が痛いけどやってみるか・・・


30mmの包丁の裏押しをしていて多少研ぎ癖が抑えられるような気がしたので
今回はこんな感じで『手縫いの真髄』に載っていた矢澤先生の持ち方で
研いでみることにしました。
『手縫いの真髄』の写真では、左手の人差し指と中指はスッと伸びているのですが


こんな感じで私の(特に左手の)人差し指が極端に短いため中指を少し曲げています。
それにしても、薬指も妙に長いし、変な手だ・・・(笑)

それはそうと、始めダイヤモンド砥石でガリガリ研いでから、
金板と金剛砂(#400)で裏押ししてみました。


で、研ぎ上がりはこんな感じ。
多少は研ぎ癖が抑えられたような・・・

そして試し切り



キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!!
コレコレ、この切れ味♪
やっと使い物になりそうな状態になりました。
めでたしめでたし・・・

さぁ~て、この包丁にせいぜい働いてもらおうかね・・・(笑)

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comments

ご無沙汰してます。
左手?ほぼ左右対称ですね~。
わたしも包丁とがねば。もう刃先ガリガリでした。

  • takasaki
  • 2006年05月14日 18:18

私は、右手、左手ともに人差し指 中指を刃に添えています。
(右利きですが、針に糸を通したり歯を磨いたりは何故か左 笑)
若干ですが、だいさんとは反対側の削れが大きいです。

ハイス鋼って凄く硬いんでしたっけ?
切れ味良さそうですね~

  • INU
  • 2006年05月14日 22:17

takasakiさん>
そうなんです、シンメトリーになってるんです(笑)
包丁ガリガリになるまで放っておくと研ぐの大変じゃないですか?

INUさん>
手縫いの真髄の写真でも刃表はINUさんに近い持ち方をして研いでいるようでした。
刃表の時、私は(たぶん)辻永さんに近い持ち方をしています。

ハイス鋼の包丁(2本とも)新品の状態は笑っちゃうくらい切れないです。
おまけに硬いので裏押しがメチャクチャ大変でした。
この24mmの包丁も確か2日かけて裏押しして、そこそこの切れ味にはなったのですが、
満足いくまで仕上がる前に力尽きて放置されてました(汗)
やっと気持ち良く使える状態になりましたが、他に比べて特別切れ味が良い訳でもないし、
極端に長切れするようにも感じられないです・・・
私の研ぎの腕が未熟なんだな、きっと・・・

  • だい
  • 2006年05月15日 00:48

え~ハイスの包丁って硬いだけに長切れするのかと
思っていましたがそうでもないんですね・・
だいさんが砥いでもそんな感じってことは
僕は手を出さないほうが良さそうだなぁ

  • ネンジ
  • 2006年05月15日 11:29

ネンジさん>
私が過度の期待をしすぎていたのか、もしかしたら包丁の使い方が悪いのかも・・・
コレを研ぐ時に持ち方を確認するために手縫いの真髄を見ていたら、
裁断用包丁と漉き用包丁の切れ刃の面積がかなり違えてある事に気付きました、
想像するに2~3度は刃角が違うんじゃないかと・・・
裁断用と割り切ったらもっと鈍角に仕上げても良さそうな気もするし、
『ハイス鋼は硬い』というのを信じればこのままでも良いような気もするし、
ん~~~~~~~分らん・・・

  • だい
  • 2006年05月15日 12:40
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