2006年06月26日

『音がする』


現在補欠に成り下がっているうちの36mm美貴久くん
私は裏押しの基準を【覗き込んで目が写る】というところに置いているのですが、
一応裏押ししてはあるものの、コイツはぼんやりとしか写りません。

で、たつやさんが包丁の裏押しをしていたので、
私もつられてもう一度裏押しをしてみる事にしました。


金板に金剛砂を少々と水一滴、これで刃裏を研ぎます。
私は金板の面が狂うと嫌なのと、
どうせ研いでいるうちに綺麗に落ちてしまうということで、
サビは気にせずそのまま使ってしまっています。

最初はジャリジャリした感触ですが徐々に滑らかになって最後はネトネトになります。

こんな状態。
私の解釈が間違っていなければ一応この工程はここで終了です。

で、刃裏を鏡面に仕上げるためにキングの人造仕上げ砥石で刃裏を研いでから

刃表から通常の研ぎ。
今回は荒砥から始めずに、先日安くて見た目が面白かたので試しに買って来た
ちょっと荒めの中砥石、天然天草砥と鳴滝で研いでみました。

天草砥は正直あまり感触が良くありませんでした(汗)
あんまり高くないから備水砥も試してみようかな?
本当は青砥を使いこなせればいいんでしょうけど・・・


で、こんな感じにカメラのレンズが写るくらいになりました。
革砥をかけてから1.5mmのオイルレザーで試し切り。

私は包丁の切れ味を手に伝わる感触と音で判断しています。
ほとんど抵抗無く切れるのが理想で、ジャリジャリ感触が伝わって来るのは問題外。
音はほとんど無音が理想ですが、【ス~~~~~】は合格。
【シューーーー】までは許してあげることにしていすが、
【シャーーーーーー】だけは勘弁ならねぇ!(笑)
ってそんな感じ。

で、研ぎ上がったこの美貴久はと言うと・・・
オマエは赤い彗星かっ!

この包丁ってシャア専用?  それとも私の研ぎの限界?

trackbacks

trackbackURL:

comments

私の美貴久くん(24mm)は、稚拙な研ぎにもかかわらず、よ~く切れますよ。

あまりにも抵抗が少ないのでぐいぐい押し付けて、おもいっきり下のビニ板に食い込んでるときがあります。

  • takasaki
  • 2006年06月26日 16:26

音、感触、変わりますよね
切れ味良い時はtakasakiさんの言うようにビニ板の感触が先に感じたりして・・・
切れ味、感触を話題にし続けると、少し怪しい雰囲気かも
だいさんの美貴久、まっすぐ伸びてる側の刃先の方が切れたりしませんか?

takasakiさん>
私の24mmの方は問題ないんですけどねぇ・・・

たつやさん>
ちょっと試してみましたが、確かに裏包丁の方が切れ味が良いような気が・・・
何か思い当たる事がありましたか?

  • だい
  • 2006年06月26日 23:18

あてずっぽですが
レンズの写ってる写真で、向かって右の方がツヤが有るようだったので、そっち側の平面がでてるかな、と思って。

正直、皆さんが何について話されているのか良くわかりません…(大汗)。
革を切る時は「ギュムゥゥ」「ズザー…」とか濁音が付くのが普通だと思ってました。
もしくは「ガガガッ」(←プラ定規を削った音)。
問題外ですねぇ(笑)。

  • ゆり
  • 2006年06月26日 23:57

美貴久1本のときは(比較対照がないので)こんなものかと思ってましたが僕の稚拙な研ぎでもひうちやさんの包丁はよく切れます。
同じ包丁なのにこうも違うとは…
まあ、僕の美貴久君はさらに改造されもはや別物になってますが(笑)
さらに改造後はそのうちブログにアップ予定っす

  • マツ
  • 2006年06月27日 00:02

たつやさん>
たぶんそれは撮影の時の加減ですね~
一応刃先全体が鏡面に仕上がっています。

ゆりさん>
私も上手い人が研いだ包丁というのを使った事がないので、どこまで切れるようになるのか知らないのですが、
切れ味を表現した時に濁音は着かないと思います(笑)
私の包丁でも状態の良い物は音も無く刃が革に吸い込まれて行きます。

私は裁断に定規を使いませんが、定規を使うなら金属製の定規が良いですよ~
プラスチックじゃ何本あっても足りないでしょ?(笑)

マツさん>
私は裏押しがそこそこ出来るようになるまでは、
ひうちやさんの包丁はハズレだと思っていました(汗)
昨日研ぎ直してだいぶ状態はよくなったものの、五城目使っちゃうとね・・・

  • だい
  • 2006年06月27日 01:45
comment form