2006年07月24日
『Horse Shoe ③』
実のところ、「こんな工程役に立つんだろうか？」
なんて思いながらの３回目になってしまったのですが、
奇しくも我が心の師、ピオさんも今馬蹄形小銭入れを作っているようで、
パーツの写真がBLOGに出ていました。
ただパーツを並べただけの写真ですが、
私がちょっと考えあぐねていた事のヒントが見つかりました。
ピオさんありがとうございました。
いや～、参考になるもんだ・・・
きっとコレも誰かの役には立つかも知れないと思い直して
んじゃぁ続きを・・・
小銭入れ部分のマチです。
これは芯にパイソンを貼り付けただけです。
で、小銭入れ本体を作り、
ネンジ捻を使って飾り捻と縫い線の捻引きをします。
それから目打ち。
フタの枠と小銭入れのマチは貫通させずに目印程度に
半分位の深さまでしか刺しません。
それと、小銭入れのマチの端の一目は上下の目打ちのラインが
合流するようにしてあります。
これでパーツが一式揃いました。
接着の準備ですが、
私は革包丁をこんな風に使って接着面を荒らしています。
後で縫う前に接着しただけの状態で閉まり具合を確認するので、
接着剤にはエルスーパーボンドとかダイアボンドといった
わりと強力な物を使っています。
じゃあ接着。
特にフタの枠を今回は伸ばしながら貼るつもりですが
左右のバランスが極端に変ると出来上がりが歪んでしまうので
センターから貼っていきます。
で貼り終えました。
じゃあ閉めてみましょうかねぇ～
おお～いいんでねぇの？
というわけで、明日は突き目から・・・
【更につづく】
- by だい
- at 00:34
comments
すごいキレイ。
今まで敷居が高そうだし自分で小銭入れを使わないから作ることもないかと思ってましたが見てると何だかドキドキしてきます…
張り合わせた状態で、すでに完成度の高さが窺えますね～
これも五十数個作ったからこそ成せる技ですね。
私にここまでの道のりは遠そう…
参考になります。
昨日も作っていてやはり、貼り付け部分で苦労しました。
ピオさんの所見ましたがうっとりする出来栄えでした。
これはすごい
切って、貼って、曲げた革がどうなるのか知り尽くしていて、思うがままに、ですね。
マツさん＞
敷居なんて自分で勝手に作っちゃったものでしょ？
そんなもの取っ払っちゃいなさい！！（笑）
tomoさんなんかまだキャリア数ヶ月のはずですから・・・
INUさん＞
コレの場合、縫ったら完成度が落ちる事もしばしばあることでして・・・
tomotomotomo0920さん＞
そうだ、会った時にピオさんの見せてあげれば良かったですね・・・
鳥肌立ちますよ～
たつやさん＞
５０個以上作ってるのに切って、貼って、曲げた革がどうなるのか
実はまだ探り探りのドキドキものでして・・・
綺麗だな～
ピオさんのも綺麗だったけど、だいさんのも負けず劣らず
綺麗です。
今アザラシ使ったポーチの試作に取り掛かっていて馬蹄が
ちょっとストップしておりますが、みなさんの作品を見て
いるとウズウズしてきます。
皆さん１ｍｍ厚の革を使ってらっしゃるんですね。
お客さん用の革の発注のついでに１ｍｍの切革頼もう。
ｔｏｍｏさんキャリア数ヶ月なんですか？上手すぎです。
武助屋さん＞
写真じゃ分らないかも知れませんが、ピオさんのはホント凄いッスよ｡
作ると欲が出て来てしまうのか、馬蹄形小銭入れって作り続けたくなっちゃうでしょ？
私は昨日から５４個目のクロコダイルを製作中！
革の厚さは多少バラつきはありますが、私は本体2mm（裏を付ける時は1.0mm×2）で
他のパーツは1.0mmを基準にしていますが、まだ検討の余地アリです。
時間がなくて製作に入れないんですが
また新しく型紙を作りました、
皆さんがチャレンジしてる間に僕も
作りたいなぁ・・
質問なんですが
出来上がったマチの厚みはどれくらいです？
芯入れてるから3ｍｍぐらいですかねぇ？
ネンジさん＞
え～っと、小銭入れ側のマチの厚さだけはシビアじゃないのでバラバラですが、
フタ側はいちばん厚い（付け根）部分で3.5mmというのを基準にしています。