2006年07月04日
『名工に挑む』
はじめまして。
昨日誕生日を迎えめでたく厄年を抜け出した新生おやっさんです(笑)
またの名を包丁バカと申します(爆)
ちょっと前にハイス鋼の包丁の話題を出した時に、
Belief 岩井さんが買った包丁も清玄だった事が分かり
ちょっと気になったのでくぐってみたら、
清玄さんというのはなんでも越後が誇るノミ、彫刻刀の名工だとか・・・
だからmakeyさんだったのか?
で、とある工具の通販サイトにその清玄の(材質は記述されてなかったけど)
たぶん価格からハイス鋼では無い革包丁があったので買ってみました。
はいはい、そうですそのとーりです、重症患者です!(笑)
届いてみてこれの材質は青紙(何号かは不明)である事が分かりました。
で、裏返してを見ると、これがまた挑戦的な刃裏してるじゃないですかっ(汗)
先っぽが刃表側に少し斜めに研がれています。
これは・・・
ココまで平らにしないと使い物にならなそうだ・・・
まるで名工に『オマエにこの包丁が使える状態に出来るか?』
と挑戦状を叩きつけられたような気分になり、
普段は温厚なおやっさんの闘争心はメラメラ・・・
最初金板と金剛砂で裏押ししてみましたが、ハイス鋼ほどではないものの
埒があかなそうなので、安物ダイヤモンド砥石を取り出し格闘する事小一時間
やっとこんな状態に。
で、試し切りしてみました。
おお~~~~これはイイ!!
刃の持ちは使ってみないと分かりませんが、
少なくとも最初の切れ味はハイス鋼以上です♪
よっしゃー!、一軍昇格決定!!
というわけで岩井さん、覚悟して名工に挑んでください。
- by だい
- at 03:04
comments
お誕生日おめでとう御座います。
また1つ革包丁コレクションに新たに加わりましたね~
だいさんの1軍包丁って、私のと比べ物にならないくらい切れ味良いのだろうなぁ…
お誕生日おめでとうございます。
ご無沙汰ですが、毎日、ちゃんと、楽しく読んでいます。
またまた、新しい馬蹄形も近々アップしそうだし、楽しみです。
なんと、今日は、暦の上で、昨日から 「天一天上」の16日間、
今日は「天赦」という大安なんて目じゃないくらいの最吉日、
さらに「一粒万倍日」、なんと「吉日」のてんこもり
厄年も 役年 として、無事終わったようですし、ますます、技にも磨きをかけ、素晴らしいスタート!
間違い無い(^_-)-☆
おぉっ (-o-)!!
この裏側の刃は、
私の<清玄>と全く同状態ではないですかぁっ!!
て事はあれですか?
私も裏押しってやつで苦労しなくてはならないのですね(+_+)
私の砥ぎの腕はまだまだマイナーリーグ級ですので、
<清玄>を手に取る日はまだまだのようです ┐(-。ー;)┌
誕生日だったんですね、おめでとうございます。
次の 体の曲がり角 は、いつですかぁ? (^3^)うひょひょ
INUさん>
あんまりありがたくないけど、ありがとうございます(笑)
私の手持ちの中ではかなり良い状態ですが、
本当に切れる刃物を知らないので、大したこと無いのかも・・・(汗)
試しに使ってみます?
けいちゃん>
誕生日はもうとっくに嬉しくない年齢になってしまいましたが、
この3年だけは早く過ぎて欲しいと思っていたので、すごく晴々しい気分です。
ここ3年くらい、酷すぎた・・・(汗)
その吉日のてんこ盛りにうまく乗っかって勢いをつけたいと思います。
Belief 岩井>
やっぱりこんな状態でしたか・・・
40肩の痛みをこらえながらかなり気合を入れて約一時間格闘しました。
なめてかかると討ち死にしますよ(笑)
曲がり角?
40で大きく曲がった後、厄年というヘアピンカーブを抜けたので、
これからは逆行して年々若返る事になってます。
それより、自分の体の曲がり角を今から真剣に心配してください(笑)
一本一時間なので、全部で12時間かかりますね
・・・
買って来た時の刃の角度って大きくないですか?
12~15度ぐらいにするには表も気合を入れないといけないです
それともそんなに薄刃にするものでは ないのかしら
誕生日おめでとうございます。
やはり清玄はハイス鋼でなくてもこの形ですか。
名鍛冶工は切れる事を身上に作り上げているけれど
必ずしも革を切る側の何処までが分かるのかなと、
ふと思うことがあります。
また、刃裏が必ず平らでなくても肝心の刃先が研ぎ
易いことを考えれば、そのほうが使い易いかもしれない。
刃裏の多少の盛り上がりはそれによって使用上
影響が出ることも無いような気もします。
美形に越したことは無いけれど、これは使用感の
問題より精神的な問題のほうが大きいかも知れませんね。
たつやさん>
私は最初の刃角がそんなに鈍角な物に当たった事があまり無いのですが、
この包丁を測ってみたら13度でした。
辻永さんのサイトに11~12度位と書いてあったし、
漉きを考えたらその位鋭角な方が使いやすい気がします。
そういえば私の場合、研ぎを繰り返していくうちに鈍角になって行ってしまう傾向があるようです。
ピオさん>
ハイス鋼の物ほどではありませんでしたが、やっぱり真ん中が盛り上がっている傾向があるようです。
私はピオさんほど本数を持ってるわけではありませんが、
他の包丁を見れば見るほど五城目の包丁の良さが際立って感じられるのですが・・・
最初から切れる状態で出来上がっているというのは、
使う立場から考えると本当にありがたい事に思えます。
研ぐのには勇気が要りますけど・・・(笑)
遅くなりましたが・・お誕生日オメデトウございます♪
僕も誕生日が嬉しい歳では無くなってきましたけど
歳をかさねるごとに
革に関する技術を身につけてると思って・・(笑)
この包丁は青紙なんですね、
それにしても素材がわかるってスゴイ!
・・・ってもしかして何処かに書いてあったとか?(汗)
ネンジさん>
また一つ歳をとってしまいました。
この歳になると衰えることは多くても伸びるものはそうそうないので、
革にはまだ可能性があって楽しいんですよねぇ~
あっ、可能性があるだけで、可能かどうかは別問題ですが・・・(笑)
ネンジさんじゃないんだから素材見ただけで分るわけ無いじゃないですか、
刻印ですよ刻印!(笑)
五城目は最高でまだ研げません
6000番のダイアモンド砥石でも光が鈍ったので…
京都で買ってきた「常久」がクイーンなら
「五城目」をキングの座に…
然し、どちらも毛筋一本の細さを20回切れば
兵士並の切れ味に落ちます。。。
革庖丁の宿命ですかな
ピオさん>
革って繊細な切り方をする割りに
硬いって事なんでしょうかねぇ・・・
私も【長切れ】って事にはいつの間にか期待しなくなりました。