2006年08月11日
『珍革シリーズ その2』
アザラシ・ヴァージョンが出来ました。
行き当たりバッタリの配色ですが、わりと良い感じかと・・・
アザラシの革はあまりコシのある革ではなかったので、
何か芯材を使った方がいいだろうなと思ったのですが、手元にあった芯材は
ボンテックス(厚)
テキソン(厚)
スライサー(厚・薄)
バイリーン(薄)
チケン紙(厚)
といったところ・・・
ボンテックス、テキソンでは硬すぎるし、
スライサー、バイリーンでは柔らかすぎる気がしたので、
ちょっと頼りない感じもしましたが、チケン紙を使ってみる事にしました。
コバまでは行きたくなかったので、本体より3mmほど小さくして
段差が出てしまうとイヤなのでコバ(って言うのかな?)を斜め漉き。
『紙を漉く』ってのは普通は違う意味だよね~(笑)
忘れていたのですが、珍革系ではよく菱目が見えにくくなってしまうんですよねぇ~
マチの方なんかは全く分からなくなってしまった所もあり、
突き目にえらく苦労させられてしまいました(汗)
で、頼り無さそうに思えたチケン紙でしたが一定の効果はあったのか、
やっぱ芯材使うのが手っ取り早いかな?・・・
- by だい
- at 02:02
comments
色といい 質感といい 新鮮ですね。
シボのラインを縦に持ってきましたか~
横しか想像してなかったので意外でした。
革にコシが無いのが縦にした理由ですか?
芯材を仕込んで、綺麗に皺も膨らみも消えてますね~
ちなみに、私は芯材の段差が出るの好きです。
あ… この革の質感なら出ない方がいいかな…
ワぉー!! きれいですねー
個人的に珍革は好きではないのですが、
これは良いですね。
現代的な新しい風を感じますよ。
INUさん>
私はラインを縦に使う事しか考えていなかったのですが、
どっちみち材料が小さいハギレだったので縦じゃないと取り回し出来ませんでした。
ツマミが微妙に斜めなのもこの角度しか無かったので・・・
芯材の段差が出てしまうとマチの貼り付けがやりづらくなると思うんですよねぇ~
ピオさん>
新しい風ですかぁ・・・なんだか爽やかでいいですねぇ~
おやっさんのイメージアップ♪(笑)
散々色々な革で作っておいて言うのもなんですが、
私も特別珍革好きって訳でも無いのですが、
革を始めてからあらゆる動物の皮が革になっていることを知り、
ほとんど好奇心だけでやっています。
まぁ、ピオさんみたいに自力で【珍牛革】を作れちゃう人には無用なシロモノかも知れませんね。
グレーと青の配色いいですね。クールな感じです。
珍革形は確かに菱目のあとがわかりにくいですよね。
そこから菱錐なんて考えると指を刺しそうだし、違うところに穴をあけそうです。
ほう!芯材を使うと皺が出ないんですか、
これは他の物にも使えますね~
んで、芯材ってベタ貼りしてるんですか?
今回のもキレイに出来ましたね~
皆さんもいわれてるように色がイイ!
だいさんの馬蹄形コインケースを観にきたら
あらゆる珍革が揃ってるってことに
なってきてますね(笑)
tomotomotomo0920さん>
ホントイヤになるほど見づらいですよね。
幸い吟は丈夫なので間違った所から菱ギリが出ようとすると突っかかってくれたので
助かりましたが・・・(笑)
ネンジさん>
チケン紙はベタ貼りして、内張りは真中だけ貼らずにという方法でやりました。
Ayaさんのサイトみたいに革の説明をしてくれているサイトはありますが、
実際に珍革の画像を見られるサイトはあまり無いと思うので、
珍革博物館みたいにしたいなぁ~という野望を持っています(笑)
とりあえず念願のアザラシは手に入ったので、
今はなんとかゾウとカバを加えたいと狙ってるんですが・・・
波間を走る船のようですね。
武助屋さん>
船?・・・
クールな配色ですね。
心材を使うとシワが抑えられるとは。
それ以前に僕は厚手の革しか持ってないので1mmとか欲しいです(笑)
手持ちの革をある程度消化したら半裁を分割漉きとかしてみたいと思っているところです
マツさん>
今までも、オーストリッチなんかの時は芯材を使って膨らまなかったので、
まぁテキソンに比べたらかなり柔らかいけどもしかしたらと思っていました。
どうやら外側をシッカリさせて、内側を浮かせて貼るというのが、
内側にシワを寄せずに外側を膨らませない手っ取り早い方法のようです。
手持ちの革を持ち込んで漉いてもらうって手もありますよ~
私はけっこう多用してます。