2006年08月14日

『柿渋染め』

昨日タンローのハギレを使って試しに柿渋で何パターンか試し染めをしてみました。


まず、普通に染料で染める時のように革にたっぷり水を含ませてから
刷り込み刷毛で(柿渋液の濃さが分からなかったので)原液のまま。

なんだかコ汚い感じに・・・(汗)
刷毛の跡もうっすら残っているようなので、この方法で均一に染めたい時は
かなり薄めて根気良くやらないといけないかも・・・


実はレザーフェアに柿渋で刷毛跡をスジ状に残して染めた革が
展示されていたのですが、それが凄く良い感じだったので、
そんな雰囲気を狙って、今度は水を含ませた革に平の刷毛で塗ってみました。
大ハズレじゃないけど、ちょっと柿渋が浮いてしまった感じが・・・


木工の塗料としても使われているようだし、今回染めムラは問題にならないので、
試しに原液を乾いた革に塗ってみました。
雰囲気は良いのですが、テカリが・・・


水をたっぷり含ませると浮いてしまって、水が無いとテカリ過ぎる・・・
じゃあということで、今度は軽く水で湿らせてから塗ってみたのですが
やっぱ濃いかな?・・・
ちなみに左半分は今日2~3時間日光に当てた物ですが、
表面が細かくヒビ割れたような状態になってしまいました。
でも変色はかなり早そう・・・


ついでに鉄媒染も試してみましたが、これは効果があるみたい。
なんだか木材みたいでおもしろいかも・・・


というわけで、次はこのお世辞にも綺麗とは言えない柿渋染め用に買って来た
デシ¥50のヌメ革を染めてみます。
軽く濡らして2倍位に薄めてやってみるかなぁ~

comments

参考になります。ありがとうごさいます
柿渋液の元々の濃さも違うのかな
私は3番目の写真のようなテカリ具合が欲しいなと思ってます。一度ではなく何度か重ね塗りして。
媒染が効く(反応する)のですね。思いつきませんでした

たつやさん>
柿渋液の濃さ・・・どうなんでしょうね?
それ自体はサラサラしてるのに塗っているうちにベタついてきたのでちょっと戸惑いました。
パッと見は私も3番目の感じが良いと思うのですが、私も薄めた物を重ね塗りした方が良さそうな気がします。
実際は日焼けして変色して来るのであんまり濃く染めない方がいいかも知れませんね。

  • だい
  • 2006年08月14日 13:30