2006年09月05日
『いろいろ確認』
昨日修正した型紙で1個作りました。
というのは、芯に使う床革に丁度良い厚さの物が無かった時や、
珍革(特にワニ)なんかの時に表の革に芯が負けてる感じがする事があるので
そんな時にちょっと厚めの芯を使って収まりが良くなる型紙を作りたかったのです。
ちなみに右が厚めの芯を使って収まりが悪くなってしまった物。
1.0mm弱の修正ですがかなり改善されたのではないかと・・・
あと、ついでにその一つ前の型紙(No.13)で1個実験。
こっちの型紙も私としては決してNGではないのですが、
『たぶん失敗するだろうな』と思いつつ作り方を少し変えてみました。
どう変えたかと言うと、フタの枠を普段は内側に少し倒し込むのですが、
それをせず、垂直に立てて取り付けました。
○で囲った辺りに隙間が出来てます。
私の考えでは内側に倒し込まない方がパカッと開いてしまう事が
少なくなるような気がしているのですが、これじゃ見た目がダメですね~
ところで、ちょっと思い出したので、こっちの小銭入れは
この前買って来たツレデ糸で縫ってみました。
感触は少しキシキシする感じがしますが、ラミー糸の3/30よりは
かなり丈夫そうで安心して縫える感じ・・・
ラミーの3/30はもう要らないな。
でも、私は滅多にこんなに細い糸は使わないのですがシビアですねぇ~(汗)
どうなんだろう?この縫い目は・・・許してもらえそう?
あと、この失敗した方の小銭入れの方は芯にはボンテックスを使ったのですが、
知らなかったなぁ~、トコノールで磨いたらツヤが出るんですねぇ~
- by だい
- at 02:29
comments
写真をみた感じで僅かな差のように思えますが
こういう微調整を繰り返して
完成度を高めているんですねぇ・・
ボンテックスって真ん中の層ですよね?
ほえ~こんなにキレイに磨けるんだ!
これなら表に見えてても気にならないですね~
実験作品の隙間って難しいところに出て来るんですね。
接着した状態から隙間があいていたんですか?
マチの磨き具合もすごいですが、接着が上手ですよね。
先日、30/3を使って残りが少なくなったので、次回はツレデ糸試してみたいです
S撚りみたいですけど、そうですか?
が、なかなか売って無いんですよ
都内を探してみようかな
ネンジさん>
ボンテックス驚いちゃうでしょ?(笑)
考えてみたら、どうしてコバって磨くとツヤが出るのか知らないや・・・
武助屋さん>
接着の時点ですでに隙間が出来ていました。
内側に倒し込む事によって遊びというか保険がかかってる感じなんですよね~
たつやさん>
ツレデ糸はS縒りです。
私は浅草橋のレザーメイトさとうで買いましたが、他では見たことが無いです。
1mmの違いでずいぶん違いますね。
こういう微調整が完成度の高さにつながってるんですねえ。
個人的には細い糸の方が好きです。
僕は6本目と7本目の目打ちしか持ってないんですがだいさんの馬蹄形を見てたら8本目、9本目が欲しくなってきてしまいました(笑)
マツさん>
私は基本的に太い糸を広いピッチでザクザク縫うのが好きなのですが、
一応菱目打ちは6本目~11本目まで持っています。
まぁ、9、10本目以上はあまり用途が無いかも知れませんが、
小物なんかに8本目はけっこう役に立ってくれると思いますよ。
ちなみに馬蹄形小銭入れには型紙の都合でほとんど9本目を使っています。