2006年11月09日
『クロム革×ヤスリ』
誰が言ったか知らないけどクロム革はコバが磨けないことになっていますよね。
でも、既製品を見ているとどう見ても『磨いてんじゃないの?』
という仕上げの物を見かけるし・・・
で、少し前にSATOSHIさんがBLOGでコバ磨き実験をしていました。
クロム革がトコノールで磨けちゃってたのに驚いたのですが、
実はヤスリをかけられる事にもちょっと驚いていました。
ということで、ヤスリをかけてみました。
私は以前爬虫類の革でヤスリを使った時、
吟(ウロコ)と床の硬さが違いすぎて
上手く削れなかったことあったせいか
爬虫類とクロム革は一発裁断の状態で仕上げなきゃダメだと
思い込んでいました(汗)
ところで、今回修理を頼まれたバッグはフチドリングされています。
一度剥がして内側で縫って持ち手を取り付けようかとも思ったのですが、
けっこうシッカリ接着されているので、下手に剥がすと
フチドリの革が伸びてビロビロになりそうなので、内張りごと縫い付けるのが良さそう・・・
また塗装が浮いちゃってもマズイしね。
ということで、今日は持ち手を作って終了。
- by だい
- at 03:13
comments
縁取りを外すと大掛かりな工事になりますね。
ちょっといじりたくない部分ですよねぇ。。
修理を頼まれると困りますよね~
ほどいて修復不可能になったら一大事!
大変でしょうが頑張ってくださいませ><
SATOSHIさん>
フチドリが綺麗に外せるのもならそうしたい所ですが、
ヘロヘロになってしまった時に大変な事になりそうなので止めておきます。
べっちさん>
この手の依頼を受けるたびに必ず一言付け加える事にしています
『オシャカになっても知らないよ~』って(笑)
ミシンで縫ったところを手縫いで縫い直すのは怖いですしねー。
ミシンで糸付けないで穴だけ開けていったらヒシメ痘vらず?
クロさん>
ミシンの目を使って縫うのはピッチが狭い事を除けば
そんなに大変じゃないと思うのですが、
パーツを作り直すことを考えると、本体のピッチに合わせて目打ちするのは至難の技かも・・・
ミシンで空縫いするくらいなら糸通しといて縫っちゃった方がいいんじゃない?(笑)