2006年12月15日

『慣れない事は・・・』

UPしようと思って文章を考えてたら落ちてしまったので
今更新です(笑)


昨日ははあまり時間が取れなかったので、
とりあえず履き口のヘリ返しだけやりました。


なんかカクカクしてしまった・・・(汗)
考えてみたらタンニン革をヘリ返しした事なんて無かった・・・
こんなに硬いもんだったっけ?(笑)

慣れない事はするもんじゃないですね~
かと言って、やらなきゃ上手くならないし難しいところです。
まぁ、履き口が切りっぱなしの靴を見たって記憶は無いし
仕方ないですかねぇ・・・


ちなみに、
ヘリ返しする時外カーブは菊寄せとか言ってシワを寄せますが
内カーブはこんな風に切れ目を入れるようですね。
ちょっと深く入れ過ぎたかな?かなりキワで縫わないと見切れてしまいそう・・・
まぁ練習と割り切ってこのまま続行することにします。


ところで、以前何かで
「乾きが遅いのでヘリ返しにはサイビノールを使うと作業がしやすい」
と読んだ覚えがあったので、
今まで私はヘリ返しの時の接着にはサイビノールを使っていたのですが、
リアルクロコ(実用)さんで実演されている職人の岩田さんは
全部ゴムのりを使ってやってたんですよね~
で、ちょっと気になってたので今回これで試してみたのですが、行けちゃうもんだわ・・・
すぐに固定されるのでかえってやりやすいくらいかも・・・


これで思い出しましたが、
白状するとレザークラフトで使う接着剤って手持ちだけでも
ゴムのり、サイビノール、スーパーボンド、ダイアボンド、G17、Gクリア
なんて種類がありますが、使い分けがよく分かってなかったりします。
でもきっと何かお作法みたいなのがあるんでしょうね・・・


それから、ちょっと気になる所があったのでパク元の靴を観察してみました。



あ、そうそう、この真ん中のステッチみたいなのを縫い割りと言うみたいです。
で、今回これと同じように市(イチ)革って言うのかな?
かかとを補強するためのパーツを付けようと思っているのですが、
まんま縫ったり貼ったりしたらかかとが出っ張っちゃいそうな気がしたのです。
んで、断面を見ると ①市革 ②腰 ③中板 その下が本底なわけですが、
やっぱり ②腰 のかかとに来る辺りの釣り込み代を漉いてあるようです。
縫う前に見といてよかった・・・



それからあらためて見てみたら紐を通す辺りの裏に
補強の革が縫い付けられていました。
これもやっておくか・・・
たぶん、この補強パーツの切り口が市切りを使った感じなんだな・・・

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comments

原則としてへり返しはやらない(できない)
ですが、心材入れてやったりしないのでしょうか
両面テープも接着剤の仲間。強力、普通、仮止め用があります
市革切り、が、市切り?

履き口が切りっぱなしの靴もありますよ
でもやっぱヘリ返したり
フチドリしてるほうが多いでしょうしね~

接着剤については僕も明確な使い分けって
してないです
そのときの気分でってのが多いかも(笑)

市革って名称は知りませんでした
踵のステッチをまたいで付ける補強みたいな
パーツですか?
この靴ではそれが内側に付いてるんですよね?
あと腰ってのも知らなかったなぁ
ちと調べてみま~す

  • ネンジ
  • 2006年12月16日 11:32

たつやさん>
物事最初から出来る人は一部の天才を除いてはまず居ないわけで、
ヘリ返しに限ったことではないですが、
やらなきゃ出来るようにはならないと私は考えています。
でも失敗を考えちゃうとなかなか踏み切れないですよね~
しか~し!人間は失敗から学ぶんです!!(笑)
芯を入れた方がやりやすいのは確実なので、よっぽどチケン紙か何かを
入れてやろうかとも思ったのですが、
履き心地とかに影響が出そうなので止めました。

市革と市切りはあまり関係無さそうな・・・

ネンジさん>
切りっぱなしもありますか・・・

で、その補強パーツな訳ですが、この靴の反対側を見たら②が無い・・・(汗)
で、ちょうど破けてたのでカウンターの裏に指を入れてみたら
別パーツになっていました(汗)
やけに厚い革使ってるなと思ったんだ・・・

他にもちょっと不安材料があるので、現在型紙からやり直すかどうか検討中。

  • だい
  • 2006年12月16日 12:07

市革は、踵の補強ではなく、踵の縫い割りの補強です。
テープ状のものとか、ボーリングのピンのような形状をしたものを棒市。婦人のパンプスに多く、踵の上端だけに少し乗った、ちょぼ市なんてのがあります。

なので、今回のパーツは市革ではなく、踵革とか、アウトサイドカウンター(だったっけかな?)なんて呼ばれるものですね。

踵革は、腰革の上にそっくり乗っかることはなく、両端で継はぎされているのが多いと思いますよ。

あと、内カーブの刻みは、もう少し細かい方が綺麗に上がると思います。
僕は通常3-5mm間隔で、材料に対して垂直には刻まず、斜めに刃を入れています。
折り返したときに、材厚の凸凹が和らぐので、スッキリしますよ!!

  • REN
  • 2006年12月16日 15:18

RENさん>
市革にもいろいろ名前がつけられてるんですね・・・

かかと部分の断面が左右で違うみたいなのですが、
カウンターの所が破けてたので指を突っ込んで初めて乗っかってない事に気付きました(汗)

カーブがあまりキツくないので間隔を広めに取ったのですが、
もうちょっと細かく、斜めにですね・・・
結局作リ直しすることにしたので試してみます。

  • だい
  • 2006年12月17日 10:16
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