2006年12月17日
『穴ぼこ、縫い割り、丸目打ち』
いろいろ修正を加えているうちにわけが分からなくなってきたので
実は今、型紙からやり直すかどうかで迷っています。
で、考えているうちに別の作業をすることにしました。
そして登場したのがコレ、穴ぼこという道具です。
革にクセを付ける時に使う物のようでですが、
とりあえず、月型芯(カウンター)のクセ付けをしてみることにしました。
濡らしたカウンターを穴ぼこの上に置いて、ハンマーで叩いて・・・
そしてコレウマという道具なのですが、
これはかかとの部分の縫い割りをする時に使う物のようです。
縫い合わせた革を開き、ウマの上でポンポン(ハンマー)の反対側で
叩いて糸を潰すようです。
ちょっと不安があったので試しにやってみたのですが、
9本目の菱目打ちを使ったらこんなに糸が見切れてる・・・(汗)
ある程度は仕方ないと思うのですが、これはいくらなんでもって感じ・・・
そして突然思い立ち、急遽浅草橋に行って10本目の丸目打ちを買って来ました。
左が10本目の菱目打ち、右が10本目の丸打ち。
10本目なら菱目打ちでもかなり目立たなりますが、
丸目打ちの方がより糸が見えにくくなってくれそうです。
そして結論。
やっぱ型紙から作り直そ~っと!
- by だい
- at 02:48
comments
本職の方々はどんな目打ちをつかっているんでしょうね?
なんかますます板金のような作業になってきてますね。
テーラーからバイクのレストア業に転じた方を知ってますが、洋裁のパターンとか分かると革細工にも応用が利きそうですね。
武助屋さん>
本職の人はミシンでしょ・・・(笑)
結果的に丸目?
私も洋裁できる人にはかなりのアドバンテージがあると思っています。
穴ぼこて…。そのまんまですね。
そういえば靴でパイピングしてあるのとかあまり見ませんね。
クロさん>
ホントまんまですよね。
でも浅草界隈では、【サドルレザー】って言葉は通じないけど、
【穴ぼこ】は明確に通じるみたいです(笑)
パイピングは弱いですからね~
まぁ、履き口にフチドリングしてる靴は良く見ますが・・・
その代わりウェルト(押し縁)を使ってるんだと思います。
ミシンも手縫いも、踵縫い割りは丸目が良いですね。
(ちなみにミシン針は、進行方向に対して、水平、垂直、丸目、菱目があります。)
月型は、釣り込み部を除く外周を、0mmに良く漉いておかないと、釣り込み後に段が出るので、注意が必要です。
RENさん>
私はミシン恐怖症なのでその辺りの事は全く知らないのですが、
ミシン針にそんなに種類があったとは・・・
どんなもんだかわからないので興味半分で先に月型芯の型付けをやってしまいましたが、
これから切って漉く事考えたらやりづらそう・・・
かかとを別パーツにしてしまったのもあって、漉いても当りそうな・・・(汗)
ほ~穴ぼことウマってこうやって使うんですね~
見たことはあったんですが
どうやって使うのかさっぱりわからない道具でした(笑)
ネンジさん>
ホント、靴の工具って使い道とか使い方が分からない物が多いですよね~
何が違うのかよく分かりませんが、ウマとか市切りも紳士用と婦人用があったりして・・・