2006年11月18日

『とげとげ~っ!』


と言ってもべつに隊長さんの時計バンドの事ではありません。
今日は刃物研ぎの日にしました。

実は、最近菱ギリ仕立てのスランプに陥ってました(汗)
自分なりに上手く仕立てられた2本を使い回していたのですが、
細い方が最近どうも刺さり具合が良くないので、
新調しようと思ったのですが、その後2連敗(汗)
3タコ食らうわけにはいかないので
今日はちょっと気合を入れて・・・


まぁ細いと言っても菱ギリですからそんな極端に太さが違う訳ではありませんが、
気持ちの問題かなと思いつつなんとなく使い分けています。
とりあえず今回は上手く行ったようです。


こうして見ると太い方(左)はかなり手抜きな感じが・・・(汗)
でも調子が良いので手を加えずにしばらくはこのまま使うことにします。



それから革包丁研ぎ。
いつも何本かまとめて研ぐようにしているのですが、
私の集中力ではこの位の本数が限界みたいです。


研ぐ前の包丁を見ていたら、



数少ない裏漉きされているうちの1本、
斜め刃の秀次が裏切れして来てるみたいです。
裏押しした方が良いのかも知れませんが、主に曲線切り用になっているので
刃先しか使わないからとりあえず今回は見なかったことにして
これもこのまま普通に研いで使ってみます。



それからお気に入りのひうちやさんの包丁が、
最近極端に切れ味が落ちたなぁ~と思ったらこんなに刃こぼれしてる・・・(汗)
いったい何を切ってこんなんなったんだ?・・・

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comments

つい先日、平目打ちも砥げば手押しで使えることを発見したのですが、彫刻刀の巾を削れば良いとも思いました
ハンズ町田店に丸刃の革包丁が売ってました
ひうちや特製と刻印があったのですが、あの、ひうちやさんでしょうか。
砥ぎ方が解らないので買ってませんけど。

菱ギリ研ぎ、私苦手なんです~。
で、だいさんは、先を尖らせない派ですか。
最近包丁はそこそこ研げるようになったんですが、刃持ちがぜんぜん悪いです。

  • takasaki
  • 2006年11月18日 21:01

たつやさん>
彫刻刀も上手く利用すれば便利そうですよね。
ハンズにあったのはたぶんひうちやさんの丸包丁だと思いますよ。
3枚目の写真の右から2本目が同じ物だと思いますが、
私も気になって買ったものの上手く研げないので
刃先を真っ直ぐにしてベタ漉き専用にしちゃいました。

takasakiさん>
尖らせない派と言うか、最初『手縫いとかがり』に書かれていた方法で研いだのですが
全然刺さってくれなくて・・・
後に『手縫いの真髄』で菱ギリのはこうやって仕立てるものだと知りました。
なぜこうするのかはじめ分からなかったのですが、
こうすると【先の尖った物】から【刃物】になるようです。
上手く研げれば『プツッ』ではなく『むにゅ』っと刺さるようになりますよ。

  • だい
  • 2006年11月18日 22:13

「真髄」研ぎには泣かされましたよ。
菱目打ちを使わないほうなので、刃先が決まるまで何も出来なくて。
でもバッチリ研げると気持ちいいんですよね。
すーっと入っていくんですよ。
丸い刃の革包丁、どうやって研ぐんだろう?
普通の包丁みたいにゆるいRだと研ぎやすいんでしょうけどね。

武助屋さん>
この菱ギリを知ってしまったら売ってる状態で使う気にならないし、
菱ギリだと思いたくもない感じになりません?(笑)

丸包丁はどうやって研げばいいんでしょうね?
彫刻等みたいに凹んだ砥石を使うか、鎌みたいに砥石の方を持って研ぐか・・・

  • だい
  • 2006年11月19日 13:04

使いやすさでは断然「真髄」仕立てです。
だいさんの言う「逆手」持ちなので、自分に合っ
た先端の角度が見つかるまでが大変でしたけど。
さっき平目打ち研いだんですけど、だいぶ良くなりました。

でも予備にフツーの菱ギリも用意してあるのはナイショです。

武助屋さん>
私は上になる革の菱目打ちの穴をガイドにして
下の革を貫通させるという使い方がほとんどなのですが、
それでも本に載ってるように横から刺すと縫い目の裏がガタガタになってしまいます(汗)
逆手菱ギリバンザイ!(笑)

細工してない菱ギリは【らくぬ~り】を使う時にはGOODです。

  • だい
  • 2006年11月20日 02:02
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